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『ロハスの家群跡地再生プロジェクト』第5回ワークショップが開催されました

プロジェクトの取り組みを報告する
『第10回ロハス工学シンポジウム』に向けて

同プロジェクトの第5回ワークショップが10月28日(木)に開催されました。今回は、11月6日(土)に開催される『第10回ロハス工学シンポジウム』に向けた各プログラムの内容についての最終調整が行われました。このシンポジウムでは、水害からの復興とロハス工学の新たな挑戦の取り組みとして立ち上げられた本プロジェクトの第1回報告会として、これまで検討してきたプロジェクトのグランドデザインやコンテンツについて、教員および学生が発表を行います。また、ロハス工学の新たな拠点をどのように活性化させるかを議論するパネルディスカッションも実施します。ワークショップでは、それぞれが発表内容の概要を説明し、それに対して意見交換を行いました。

グランドデザインについては、建築学科の浦部智義教授が全体のコンセプトを、土木工学科の中野和典教授が水の視点から、機械工学科の宮岡大専任講師が熱環境から、それぞれの専門分野を切り口にして説明します。さらに、プロジェクトのコンテンツとして、大学院教育を通して院生が考えたロハスの家群跡地再生プランについて、授業を担当する生命応用化学科の春木満教授が紹介。プロジェクトの一員である機械工学専攻2年の阿部眞也さんと建築学専攻1年の園田駿希さんが学生を代表して、新たに立ち上げる学生運営組織『LOHAS・PRO・LAB』の内容について発表します。阿部さんが学生運営組織の全体説明を行い、園田さんが実際の活動内容について報告します。発表の内容を聞いたプロジェクトリーダーの岩城一郎教授は、「工房としての LABをつくることを意識し、何かのプロを目指すよう進めてほしい」と激励しました。そのほか、米国の大学の学生LABの事例、無形のものづくりへのアプローチ、LABのネットワーク環境の整備など、様々な意見やアドバイスが出されました。これまでに、学生運営等を検討するワークショップも7回ほど開催しており、LABでどんなことを実行していくのか議論してきました。ワーキンググループメンバーの電気電子工学科の村山嘉延准教授は、徐々に積極性が生まれ、意欲も高まってきた学生たちのプロセスを紹介するとともに、「学生一人ひとりのやりたいことがみんなのやりたいことに繋がって、LABを通して共有できればいいものになる」と期待を寄せていました。

ロハス工学シンポジウムでは発表のほか、学生たちも係員として会場の設営や進行に携わります。阿部さんが、「プロジェクトでの活動自体が自分たちの学びにつながっている」と話しているように、学生たちは普段関わることのできない貴重な経験をしながら、自分たちの力で学べる拠点づくりに奮闘しています。シンポジウムはその成果を示す第一歩です。教職員並びに学生の皆さん、学生の活躍にも注目しながら、ぜひ『第10回ロハス工学シンポジウム』をご覧ください。

ロハスPJ