総合教育

総合教育では、各学科で専門的な知識・技術を深めていく上で必要となる「工学の基礎」を学んでいきます。また、人間性豊かな視点で物事を考える教養、国際化や情報化に対応できる語学力やコンピュータリテラシーを養うことで、心身ともに健やかな人材を総合的に育成することを目的としています。

教育理念

総合教育は、広く豊かな知識を修得し、基礎力を構築し、物事を総合的に判断し得る能力を養い、進展してやまない科学・技術や社会にしなやかに対応し、貢献することのできる人材の育成を図ります。

number19 教養教育 教養教育は優れた感性・知性、言語能力・身体的能力、思考力等を育むという観点において、大学教育の核心をなします。人間性や諸能力を高めることは、総合教育にかかるすべての教科共通の目標であり、その実現によって個々の専門教科学習の総合化が図られ、よりよい効果を期待し得ます。
number20 基礎教育 数学・物理学・化学等の基礎科学の確実な修得を図り、自然界の法則性や探求の基礎的方法を会得させます。徹底した基礎教育によって得られる基礎力と総合的な見方は、そのまま工学の基礎として役立つのはもちろんのこと、知識の増大と細分化を続ける専門諸分野の学習に対する拠所として意味を持ちます。
number21 情報化・国際化への対応 激変する地域社会・国際社会の中で生きていくための知識と知恵の獲得を図ります。その一つの課題として、環境問題への関心の喚起は急務です。また、限りなく増大する情報化への対処について、基本的な在り方を啓発する場と機会を与えます。

5つの科目区分

総合教育には、次のような5つの科目区分があります。

全学共通教育科目

日本大学では、「自主創造の基礎」を初年次教育科目として、全学的に実施しています。授業は、アクティブ・ラーニングの形態を採用し、双方向、対話型、学生参加型で行います。授業を通じて、本学の学生として共通して身に付けるべき学修姿勢や修得すべきスタディ・スキルを涵養することを目的とします。
◇自主創造の基礎 ◇日本を考える

教養科目

知性と感性を磨くことで、物事を総合的に判断できる能力を育みます。さらには歴史的・社会的感覚を養い、複雑化する国際社会や地域社会のなかで生きていくために必要な知識と知恵を身につけます。
◇日本語表現法 ◇哲学Ⅰ ◇哲学Ⅱ ◇心理学Ⅰ ◇心理学Ⅱ ◇日本国憲法 ◇経済学Ⅰ ◇経済学Ⅱ ◇日本の文化(※)
(※)留学生履修科目

外国語科目

英語力の向上のみならず、異文化理解に必要不可欠な国際的教養の修得を目標とします。英語を継続的に学修できるように、1年次から4年次まで科目を配置しています。なお、各種英語検定試験による単位認定制度もあります。
◇英語AⅠ ◇英語AⅡ ◇英語AⅢ ◇英語AⅣ ◇英語BⅠ ◇英語BⅡ ◇英語BⅢ ◇英語BⅣ ◇英語CⅠ ◇英語CⅡ ◇技術英語 ◇基礎日本語Ⅰ(※) ◇基礎日本語Ⅱ(※) ◇日本語講読Ⅰ(※) ◇日本語購読Ⅱ(※)
(※)留学生履修科目

体育科目

身体を動かすことの楽しさや喜びを体験するとともに、年齢を重ねてからも健やかに生活していくための方法を学びます。授業は実技と理論があり、実技はスポーツを通して仲間をつくり、大学生活を充実させるきっかけにもなります。ゴルフやソフトボール、バスケットボール、フィットネスなど多彩な種目の中から選ぶことができます。
◇体育・スポーツⅠ ◇体育・スポーツⅡ ◇健康・スポーツ概論

自然科学科目

数学や物理学、化学系の自然科学科目は、工学に携わる技術者には欠かせない「土台」となります。これらの科目を通して科学的な基礎力や分析力、思考力、構想力、洞察力、さらに探究心をしっかり身につけることをめざします。
◇工科系数学Ⅰ及び演習 ◇工科系数学Ⅱ ◇工科系数学Ⅲ ◇工科系数学Ⅳ ◇工科系数学Ⅴ ◇工科系数学Ⅵ ◇工科系数学Ⅶ ◇物理学Ⅰ ◇物理学Ⅱ ◇物理学Ⅲ ◇物理学Ⅳ ◇物理学実験及び演習 ◇化学Ⅰ ◇化学Ⅱ ◇化学実験及び演習

諸制度

クラス担任・助言教員制

工学部では、“自分で考え、行動する大学生活”への移行がスムーズに図れるように、総合教育の担当教員による「助言教員制」を設置しています。これは担当教員に大学生活全般についての悩みを気軽に相談したり、教員との語らいの中で考える姿勢や方法を身につけるためのものです。


クラス担任一覧

新入生学内研修

新入生学外研修新入生が一日も早く大学生活に慣れることを目的に、入学直後に学内での研修を実施します。高校と大学の学びはどう違うのか、大学生としての心構えや授業の履修方法などについての解説を行います。教員や新しい仲間との親睦を深める機会としても最適です。

 

 

自主創造の基礎

学修することの意義を理解し、自ら考え、自ら学ぶ姿勢を身につけることを目標に、学生参加型の授業を展開します。自校史教育、グループワークやプレゼンテーション等の活動を通して、日本大学の教育理念を体現する“自主創造型パーソン”を育成します。