報告

【ロハス探究】高瀬中学校1年生の総合学習として、ロハスの池プロジェクトの体験学習が行われました

ロハスの池プロジェクトの体験学習を通して、環境保全や防災対策について学ぶ

 9月9日(火)、郡山市立高瀬中学校1年生26名の皆さんが、環境保全と防災対策等の意義と大切さを学ぶことを目的とする総合学習の一環として、大学体験に訪れました。この日は、土木工学科を中心に進めている『古川池の持続可能な防災親水公園化プロジェクト(通称:ロハスの池プロジェクト)』について学びながら、この事業が地域社会で果たす役割について考えるとともに、実際に研究施設等を見学して、環境保全や防災対策がどのように行われているのか体感していただきました。
 初めに、本プロジェクトリーダーの手塚公裕准教授がロハスの池プロジェクトの概要について紹介。高瀬中学校から1㎞ほどの距離にある古川池は、生徒の皆さんにとっても馴染みのある場所です。植生浮島を使って空心菜やバジルを育てながら池の水質をきれいにする研究や地域住民と一緒に行っている清掃活動などの環境保全、また、豪雨被害を軽減するために雨水をキャンパス内のグラウンドに一時貯留する防災対策。こうした取り組みが身近なところで行われていることを知り、環境や防災への意識も高まっているようでした。



 続いて、土木に関するクイズに挑戦しました。参加賞のほか、全問正解した人には特典があるということで、みんな真剣そのもの。出題する大学院生の微妙なヒントに悩み、正解すると拍手が沸き起こるほど、大いに盛り上がりました。アスファルトの正体を知って驚いている生徒さんが多かったようです。

 

 クイズを通して土木の知識を学んだ後は、水槽を使った植生浮島の見学です。ロハスの池と同じ仕組みで、稲やミニトマトなど様々な植物が生育し、まさに水に浮かぶ畑のよう。根っこはどうなっているのか気になるようで、水槽の中を興味深く覗き込んでいました。

 

 最後にキャンパス内に設置された研究施設を見学していただきました。実物大モデルを使って橋の長寿命化の研究を行っているロハスの橋では、そのスケールの大きさに圧倒されていました。貯留実験が行われるグラウンドは、スライドで見て想像していたよりも規模が大きく感じられたようです。大学だからできる実験の醍醐味も味わっていただけたのではないでしょうか。工学部がこうした研究を通して、地域に貢献していることも伝わったようで、「大学ってカッコいい!」という声も聞かれました。

 

 生徒さんからは感謝の言葉とともに、「さらにロハスを学習し、自分たちでできるロハスに取り組んでいきたい」と熱い思いも語られました。このロハス体験学習が、みなさんのこれからの学びをより一層面白く、有意義なものにしてくれることを願っています。

 高瀬中学校の皆さん、ありがとうございました。工学部のキャンパスやロハス工学の学びに触れて、環境保全や防災対策への理解と関心につながっていたら幸いです。
 10月25日(土)、26日(日)には北桜祭(学部祭)が開催されます。ミニオープンキャンパスも同時開催されますので、ぜひいろいろな工学体験プログラムに参加してみてください。大学の雰囲気を味わい、大学生と触れ合える絶好のチャンスです。工学部キャンパスでお待ちしています。

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