6月28日(月)に,東北大学情報科学研究科(兼)の曽根秀昭特任教授をお迎えし,「大学連携セキュリティ人材育成」という題目で,令和3年度大学院特別講義が開催されました。
講義では,生活や社会活動のインフラである情報システムや通信ネットワークの情報セキュリティ対策の実践的人材育成を目的に,東北大学など5つの大学が連携して2012年度からSecCapコースが開始されたことについて紹介がありました。また,2016年度からは14大学が参加し,①情報セキュリティの脅威,②リスクマネージメントの知識,③実践力をもつ人材の育成を目的とするBasicSecCAPコースに引き継がれ,2020年度には14大学が51の連携企業と協力して遠隔講義とPBL演習の39科目が提供されました。さらに,41の大学・高専から350名の学生を受け入れ,5年間で累計約1000名が修了したことなど,コースの概要と科目の例についてもご説明頂きました。電気電子工学専攻から参加した4名の教員にとっても,大学連携について,改めて考えさせられる内容であり,普段では聞けない非常に興味深い講義でした。他学科を含む大学院生(20名参加)からの質問はなかったものの,情報セキュリティの必要性を知る機会となり,有意義な時間を過ごすことができた様子でした。