令和5年度開講式
4月1日(土)工学部大講堂において、令和5年度日本大学工学部開講式が開催されました。例年より早く満開を迎えた桜並木の下、うららかな春の日差しに包まれて晴れやかな表情の新入生たちが、工学部生としての第一日を迎えました。会場には保護者の皆さまも3年ぶりにお集まりいただき、共に門出を祝うことができました。コロナ禍を乗り越え、徐々にかつての明るさを取り戻しつつあるなか、皆さんの学生生活が始まります。
日本を担う技術者・研究者としての能力を身につけ、
自らの限りない可能性を切り拓いてください
吹奏楽部の演奏に乗って新入生が入場し、ステージの緞帳が上がると、いよいよ開講式の幕開け。初めに、日本大学工学部長・大学院工学研究科長 根本修克教授が式辞を述べられました。
「満開の桜が咲き誇る中、令和5年度日本大学工学部並びに日本大学大学院工学研究科の新入生の皆さんを迎え、開講式を挙行できますことは、本学にとりましてこの上ない喜びでございます。ご入学、誠におめでとうございます」
日本大学の教育理念は『自主創造』であり、知的好奇心を持って、自ら学ぶ、自ら考える、自ら道を切り拓くことを意味しています。根本学部長は、この理念のもとにロハス工学をキーワードにした教育研究活動に取り組んでいることを紹介し、「工学的観点から工学部において人と地球に優しいなどの問題意識を持ちながら専門的な技術や知識を学んでください。工学を修得するものには科学技術の利用が社会活動に及ぼす影響を見定める能力も求められます。専門分野の知識修得に努め、論理的批判的思考力だけでなく教養も含めた幅広い分野の知識の修得に注力し、豊かな知識や教養に基づく高い倫理観を身につけてください」と鼓舞激励しました。
また、地球規模の温暖化によって頻発する大規模災害や年々早まる桜の開花を例に挙げ、健康で持続可能な生活様式を工学的観点から支援しようとする学問であるロハス工学を身につけた人材は、将来大きな社会貢献を果たすであろうと確信している、と力強く述べました。
入学前はコロナ禍で不自由を強いられてきた新入生の皆さんに対し、令和5年度は安全で安心な教育環境を構築しつつ、コロナ禍以前のような対面授業を中心に授業を行っていくことを計画していると述べ、学生相互、あるいは学生と教員の積極的な人的交流の中で充実した大学生活を送れるよう教職員一丸となって皆さんをサポートしていくことを固く約束しました。
ようこそ!日本大学工学部へ!!
「春風に背中を押され新生活へ踏み出す皆さんに、たくさんの良いことがありますように。
歴史と伝統、そして『家族大学』と呼ばれるほど親身なサポートがある、この日本大学工学部で充実したキャンパスライフを送れることを心から願っています。」
夢と希望にあふれる新生活が始まります。学修、課外活動に励み、大勢の仲間と共にたくさんの経験を積みながら、4年後、この桜のように満開の花を咲かせられることを楽しみにしています。