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建築学科の『卒業設計優秀作品学外展示会』が開催されました

独創性に溢れる卒業設計12作品の中から、JIA福島地域会賞が選ばれる

 建築学科では、2月13日(火)から15日(木)まで、郡山駅前ビッグアイ6階市民ふれあいプラザにて『卒業設計作品展卒業設計優秀作品学外展示会』を開催しました。学内の審査会で選抜された12作品が展示され、高校生をはじめ広く一般の方々に4年間の学修の成果をご覧いただきました。初日には、合同で展示会を開催する日本建築家協会福島地域会(以下、JIA)の建築家11名による講評会が行われました。

 第一線で活躍する建築家の方々の鋭い眼差しを浴びながら、学内の審査会とはまた違った独特の雰囲気の中、少し緊張した面持ちでプレゼンテーションを行う学生たち。プロの視点から繰り出される予想外の質問にも真摯に答え、自身が作品に込めた思いを堂々と伝えました。建築家の方々からも様々な意見があり、作品を通して建築の可能性について活発な議論がなされ、会場で審査会の様子を見つめていた学生たちも大いに刺激を受けていたようです。学生のプレゼンテーションに対する熱のこもった講評の末、審査の結果、JIA福島地域会賞には本間しおりさんの作品『ここ路ー際で交わる大小の足跡-』が選ばれました。





『ここ路-際で交わる大小の足跡-』

本間しおりさん(建築計画研究室/指導教員:浦部智義教授)

 この作品は、多様化する社会において地域と学校との新しい関係性や学校が抱える課題に着目し、斬新な建築の計画・設計を提案したものです。学内選考でも最優秀の卒業設計賞(桜建賞)を受賞しており、学内外から高い評価を得ています。




本間さんの受賞コメント

 設計事務所を営むプロの方々に評価して頂けたことを大変嬉しく思います。敷地に選んだのは母校である小学校。私自身が小学生だった頃を思い返して、こうだったらいいな、こんな小学校なら違う自分に成長できるんじゃないかなと考えて設計しました。人がどう使っているかが見えるような、人に愛され使われ続けるのが魅力的な建築だと思っています。そういう建築をつくりたいという思いを表現し形にできるようになったところが、4年間の成長の証でもあります。夢だった住宅総合メーカーに就職するので、将来的にはお客様に寄り添い、愛される住まいづくりの提案ができる人になりたいと思っています。

 賞には届かなかった皆さんも、素晴らしい発表でした。これまで4年間学んできた知識と経験を生かして、次のステージでも更に活躍されることを願っています。

JIA審査会参加学生及び審査員の皆様