『地域の社会インフラを地元で守る』共通価値創造を目指して
10月21日(土)、『ふくしまインフラBASE2023~社会インフラの守り人が集う場~』が日本大学工学部70号館1階で行われました。このイベントは、ふくしまインフラ長寿命化研究会が主催(後援:日本大学工学部)したもので、福島県内の教育機関や幅広い企業を対象とした「社会インフラの守り人」を育てる場を創出することを目的に、ふくしまインフラ技術研究交流会の一環として開催されました。本研究会では持続可能な社会実現のため、「地域の社会インフラを地元で守る」共通価値創造を目指しています。
会場にはインフラに関わる建設業、製造業、コンサルタントなど様々な業種の企業17社が出展し、事業内容の紹介や製品の展示、デモンストレーションが行われました。セミナー会場では株式会社桑原コンクリート工業の桑原義昌代表取締役による「働くコトとは」、株式会社櫻エンジニアリングの大島高昭代表取締役による「仕事の愉しみとは。建設コンサルタント会社を設立して」と題した講演が実施され、学生たちも熱心に耳を傾けていました。
工学部からも土木工学科のコンクリート工学研究室(子田康弘教授)、構造・道路工学研究室(岩城一郎教授・前島拓専任講師)、橋梁工学研究室(笠野英行准教授)、地震防災研究室(石橋寛樹助教)が学生ブースを設けて、研究内容について紹介しました。参加した学生は、「自分の研究していることが社会にどう活かされているのかを実感できるよい機会になりました」、「私は寒中コンクリートについて研究していますが、実際に青森県の現場に行って施工にも携わりました。東北地方の皆さんに私たちの研究について理解を深めてもらえたら嬉しいですし、やりがいを感じることができます」と話していました。
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