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4年ぶりに『日本大学工学部母校を訪ねる会』を開催しました

学生時代を共に過ごしたキャンパスでの再会を喜ぶ卒業生たち

 北桜祭が開催された10月29日(土)、30日(日)に『日本大学工学部母校を訪ねる会』を開催しました。この行事は卒業後50年から10年刻みに5世代にわたる卒業生を対象に、毎年北桜祭が行われる日にあわせて開催しており、平成30年度までに38回実施、延べ6,052名が参加しています。しかし、令和元年度は台風19号の被害により中止、令和2年度からは新型コロナウイルス感染症の影響により開催できない状況が続きました。ようやく開催できることになった本年度は、これまで延期となっていた3年分とあわせて対象年の卒業生をお招きし、2日間に渡り実施。総勢492名の皆さまにご参加いただきました。

秋晴れの下、恒例となっている中庭銅像前での記念撮影では、久しぶりの再会を果たすことができた喜びを噛みしめているような穏やかな表情がカメラに収められました。
 その後、ハットNEの学生食堂を会場に、教職員を交えた懇親会が開かれました。開催にあたり、根本修克工学部長がご挨拶し、「教職員が一丸となり一人ひとりの学生に真摯に向き合い、誠意を尽くし研究・教育・生活のサポートにあたっています」と報告するとともに、これまで校友の皆さまから多大なるご支援をいただいたことに対し深く感謝の意を表しました。続いて、中野伍朗校友会長が登壇し、これまでの10年を振り返りながら「大学と校友会は一体であり、これからも支えていきたい」と述べ、会場の方々にもご支援とご協力を切望されました。乾杯の音頭を務めた江黒俊弘事務局長は、「校友の皆さまは大学の財産であり、その先輩方の期待に副えるよう務めていきます」と述べ、「乾杯!」の声とともに、日本大学工学部の更なる発展と校友の皆さまの健勝を祈念して高々と杯を掲げました。



 続いてはアトラクションとして、初めての試みとなる『マグロ解体ショー』が行われました。重さ約60kgのマグロが職人の迫力ある包丁さばきにより、見事に解体されていく光景に会場も釘付け。その後、刺し身となったマグロを校友の皆さまにご賞味いただきました。また、マグロの重さ当てクイズでは、ズバリ&ニアピンだった方々に切り身がプレゼントされるなど、マグロづくしのおもてなしをご堪能いただきました。





 しばし歓談が続いた後、卒業生を代表して数名の方にご登壇いただき、学生時代の思い出や工学部に対する熱い思いを語っていただきました。その中には、工学部の教員として教鞭をとられた土木工学科元教授の長林久夫先生(第19回卒業生:写真左)や電気電子工学科元教授の尾股定夫先生(第20回卒業生:写真右)の姿もあり、在学中にご指導いただいた多くの校友が懐かしそうにその声に耳を傾けていました。



 また、史上最多の98キャップを誇る元ラグビー日本代表の大野均氏(機械工学科第49回卒業生:写真左)もラグビー部の仲間とともに参加してくださいました。スピーチでは入部したエピソードなどを交えて、当時のラグビー部の思い出を語った大野氏。仲間の皆さんとは卒業後も頻繁に会われているそうですが、一緒に学食に足を踏み入れるのは卒業以来20年ぶりとのこと。部室とグランドを行き来する毎日だった学生時代。仲間の皆さんも工学部の愛と絆の強さを感じながら、ともに学生生活を送れてよかったと語っていました。大野氏は「ここで学ぶ時間や仲間を大切にしてほしい。そのつながりは将来きっと役に立つから」と後輩たちにもメッセージをくださいました。



 そして、工学部應援團長が登壇し、校友の皆さまとともに心の中で校歌を斉唱しました。まだまだ歓談は尽きないといった会場の雰囲気でしたが、最後に、城座隆夫校友会副会長(機械工学科第21回卒業生)が閉会のご挨拶の壇に立ち、日本大学並びに工学部の益々の発展、日本大学並びに工学部の校友会の充実、ご列席いただいた皆さまのご多幸とご健勝を祈念し、三本締めを持って閉会とさせていただきました。



 短い時間ではありましたが、旧友や恩師との再会を懐かしみ、楽しそうに笑顔で歓談する様子を拝見し、『母校を訪ねる会』を開催できたことを心より嬉しく思います。この場をお借りしまして、関係各位の皆さまに厚く御礼申し上げます。また来年、多くの校友の皆さまとお会いできることを教職員一同楽しみにお待ちしております。