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令和5年度第66回日本大学工学部学術研究報告会を開催しました

 12月2日(土)、令和5年度第66回日本大学工学部学術研究報告会を開催しました。日本大学工学部工学研究所では、学術研究並びに教育振興を目的に、教員や学生が日頃の研究成果を発表する「学術研究報告会」を年1回開催しています。



 昨年に引き続き対面での開催となり、会場となった工学部70号館は大勢の発表者と聴講者で賑わいました。午後からは画文家、編集者としてご活躍の宮沢洋氏を講師にお迎えし、「 建築好きに教えたい『 ふくしま三ツ星建築 』15選 」と題した特別講演を開催。建築関係者のみならず、専門以外の人々も建築の魅力に惹きつけられる内容に、我が町をもっと深く知りたい、その建築に触れてみたいと感じられた方も多かったのではないでしょうか。展示された宮沢氏の作品には、講演でも紹介された誇るべき福島県の名建築の数々が印象的な画文で描かれ、参加者の注目を集めていました。

 本年度は校友の方々も加えた235件の研究が報告されました。各部会の会場では活気ある質疑応答も繰り広げられ、今後の研究活動への大きな刺激となっていたようです。

41件の研究報告があった土木工学部会

33件の研究報告があった建築学部会

31件の研究報告があった機械工学部会

34件の研究報告があった電気電子工学部会

19件の研究報告があった生命応用化学部会

48件の研究報告があった情報工学部会

3件の研究報告があった総合教育部会(人文社会)

4件の研究報告があった総合教育部会(自然科学)

22件の研究報告があった教育に関する部会

 教育に関する部会には、他に専門を持つ教職員からの発表もあり、大学教育について部会を横断する課題を提言し、意義深い研究報告となりました。また、県内外の高校教員として活躍する校友の参加も多く、工学部出身教員として考える高大連携の重要性について活発な意見交換が行われていました。

 オンラインでは希薄になりがちな報告会ですが、対面での学術研究報告会は、研究への熱意が強く感じられ、研究者同士の交流も増えました。今後、さらに多くの研究成果が生まれ、充実した研究報告の場となることが期待されています。