日本大学東北高等学校にて令和3年9月から始まった「ロハス探究活動」は、各学科の探究テーマから自分の探究心を掻き立てるものを選択し、クラスの垣根を越えた探究チームが身近なところからテーマに沿った課題を見つけ、主体的に議論を交わしながら解決に取り組むもので、日本大学工学部各学科・総合教育の教員もファシリテーターとしてサポートする高大連携活動です。
2月19日(水)、日本大学東北高等学校SAKURAホールにて、令和6年度の成果を発表する『ロハス探究プレゼンテーション大会』本選が行われました。会場では、審査員長の根本修克工学部長をはじめ、審査員として日本大学東北高等学校の佐々木稔校長、さらに工学部の杉浦隆次学務副担当、Iコース2年理系のクラス担任及び生徒約240名(1年生は各教室でライブ配信)が、予選をくぐり抜け本選に進んだ各学科代表の9チームのプレゼンテーションを見守りました。
9チームのプレゼンテーション終了後、杉浦学務副担当による『ロハス探究について』の講演が行われ、工学部が推進するロハス工学や、探究していくうえで何が大切なことなのかを伝えられました。講演後は審査員によって選ばれた学部長賞、校長賞、学年主任賞、優秀賞、さらに観覧生徒全員の投票により決定したオーディエンス賞が発表されました。







根本学部長は「今回の探究発表もとても興味深いものばかりでした。学部長賞を受賞した総合教育代表(理系チーム)は、曲の感じ方や捉え方に個人差がある難しい課題に取り組み、着地点を明確にできたことが素晴らしかったと思います。ロハス探究活動は、どの進路を選ぶにしてもとてもいい経験になるはずです。これからも探究心を持ち続けてください」と、講評し健闘を称えました。
学部長賞を受賞した総合教育代表(理系クラス)チームのメンバーは「この課題は個人の感じ方や捉え方といった感情に左右される部分を含め検証し、全員で納得のいく結果を示せたことが評価されたと思います。それぞれ異なる考え方やそれを議論することで自分たちの考える幅が広がったと感じています。この探究が自分たちの成長に繋がるように、これからもさまざまなことを深掘りしながら学びを広げていきたいです」と仲間たちと一つのことを達成できた満足感に溢れていました。
総合教育代表(理系クラス)チームの皆さん、受賞おめでとうございました。