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【土木工学科】大学院進学ガイダンス&交流会を実施しました

大学院修了生と現役大学院生に聞く!
大学院進学のススメ

 土木工学科では、今後の進路について考える3年次生や大学院に興味のある1・2年次生を対象にした『大学院進学ガイダンス』を10月25日(金)に実施しました。大学院の魅力や就職の優位性などについて、社会で活躍する大学院修了生と現在大学院で学ぶ学生が自身の体験をもとに語る大学院進学のメリット。そのリアルな体験談を聞ける絶好の機会とあって、会場となった70号館7014教室に集まった学生たちは真剣に耳を傾けていました。

 はじめに、前島拓専任講師が『大学院進学のススメ』と題して、大学院進学が今後のキャリアデザインに大きな影響を与えることを強調し、専門知識の深化や就職先の選択肢の拡大などのメリットを説明しました。大学院卒と学部卒の離職率の違いも指摘し、自分の人生を真剣に考えるとともに、選択肢として大学院進学も視野に入れるよう指導しました。

 次に地盤防災工学研究室(指導教員:仙頭紀明教授)に所属する大学院1年次生の藤曲広起さんが、大学院進学の理由や進学して良かったこと、研究室の選び方などについてアドバイスしました。進学した一番の理由として、自分の強みである専門分野を活かせる企業や大手企業あるいはコンサルタントにもアプローチできることを挙げました。大きなメリットは、専門知識が深まり、学会での研究発表を通して話す力が身につく点だと言い、自分の興味のある分野の研究室を選ぶことを勧めました。

 続いて構造・道路工学研究室(指導教員:岩城一郎教授・前島専任講師)に所属する大学院2年次生の田中暁さんが大学院生活のスケジュールや就活体験を詳しく説明。首都高速道路株式会社への就職が内定している田中さんは、就活の進め方についてアンテナを広く張り興味のある分野を絞り込むこと、インターンシップへの参加やOB訪問の重要性などを挙げました。そして、自分や研究や将来について考えるいい場所だとアドバイスしました。

 最後に、現在株式会社櫻エンジニアリングに勤務する皆川翔平さんが社会人になってから感じた大学院のメリットについて話しました。学部生時代の学びが不十分だと感じた皆川さんはしっかり学び直すために大学院進学を決意。資格も取得するなど、学びの面では専門知識や社会人スキルの向上、仕事の面では高い専門性が求められる業務への従事、収入の面では初任給や昇進の面で有利になることなどを挙げました。大学院進学を前向きに検討することを勧めました。

本音で語り合う、「大学院の魅力はここだ」!

 ガイダンスの後には、ハットNE2階カフェテリアで『大学院生×学部生交流会』も行われ、大学院生に直接質問や相談ができる場も設けられました。学年の垣根を越えてフランクな雰囲気の中で歓談しながら、研究室の様子や研究のやりがい、就職についての相談など様々な話が飛び交う中、教員も交じって親睦を深めるとともに、大学院進学を後押しする場面もありました。



 参加した学生は、「進路がまだ定まっていない中で、先輩方の話は大変ためになり、大学院も視野に入れようと思いました」、「大学院に行きたいと思っていましたが、先輩方の話を聞いて、将来に向けてしっかり準備することが大切だと学びました」、「就職と大学院五分五分の気持ちでしたが、先輩の発表する姿を見て自分もこうなりたいと思いました」など、大学院進学のメリットや進路選択の重要性について、深い理解が得られたようでした。