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電気電子工学科の学生が地元地域の廃棄物の再利用の可能性について報告しました

【産学連携】地元企業×電気電子工学科パワーエレクトロニクス研究室

前列右:千葉上席研究員 右から2番目:渡部教授 後列:パワーエレクトロニクス研究室の学生3名 カメラマン:江口助教

 電気電子工学科パワーエレクトロニクス研究室(渡部仁貴教授・江口卓弥助教・千葉玲一上席研究員)では、福島県喜多方市にある株式会社ハート・プラザ様のご協力のもと、地元地域の資源の有効活用について検討しています。同社では、ケナフ(植物の一種、写真1)から紙やプラスチックの原料となる成分を抽出して(写真2)、バイオマス由来の製品に応用しています。その抽出工程では、ケナフ残渣(残りかす)が排出されます(写真3)。本研究室では、このケナフ残渣の新たな活用用途を見出すために、研究を進めています。

写真1:乾燥したケナフチップ

写真2:紙などになる成分

写真3:ケナフ残渣

 3月5日(火)には、同社にて今年度の研究報告会を実施。参加した学生3名(4年生2名、3年生1名)の内2名が発表を行い、ケナフ残渣の特性や蓄電材料としての応用結果について報告しました。その後、質疑応答・意見交換が行われ、同社の高久俊秋社長も研究成果に期待を寄せていました。

 今後、4年生の2名は本学部の大学院に進学し、研究を更に進め、地域貢献を目指します。