令和3年9月から始まった「ロハス探究活動」は、各学科・総合教育の探究テーマから自分の探究心を掻き立てるものを選択し、クラスの垣根を越えた探究チームが身近なところからテーマに沿った課題を見つけ、主体的に議論を交わしながら解決に取り組むもので、日本大学工学部各学科・総合教育の教員もファシリテーターとしてサポートする高大連携活動です。
2月21日(水)、日本大学東北高校SAKURAホールにて、今年度の成果を発表する『ロハス探究プレゼンテーション大会』本選が行われ、会場ではIコース2年理系の生徒およそ240名(1年生は各教室でライブ配信)が、予選をくぐり抜け本選に進んだ8チームのプレゼンテーションを見守りました。
審査員長の根本修克工学部長をはじめ、審査員として日本大学東北高等学校の佐々木稔校長、さらに浦部智義工学部学務担当など8名が参加。緊張感が漂う中、教員や生徒たちは発表者のプレゼンテーションに真剣に耳を傾けていました。また、会場にはファシリテーターを務めた教員も応援に駆けつけ、生徒たちの発表に対し質問やアドバイスなど、エールを送っていました。
8チームのプレゼンテーション終了後、浦部学務担当による『ロハス探究について』の講演が行われ、工学部が推進するロハス工学や探究していくうえで何が大切なのかを伝えました。講演後は審査員によって選ばれた学部長賞、学校長賞、学年主任賞、優秀賞、さらに参加生徒全員の投票により決定したオーディエンス賞が発表されました。
根本学部長は「学部長賞を受賞した総合教育代表(理系クラス)の発表は、着眼点と実践的な実験を行ったことが評価されました。どの発表も素晴らしく、内容も遜色ないものでした。今回のロハス探究活動を、今後の進路またその先にある将来に生かしてほしいと思っています。この経験はとても貴重な学びとなったはずです。これからも探究心を持ち続けてください」と講評し、代表チームの健闘を称えました。
学部長賞を受賞した総合教育代表(理系クラス)チームのメンバーは「この課題の結果は形や数字、目に見えるものではありません。個人の感じ方や捉え方といった感情に左右される部分を含め、結果を発表できたことはよかったと思います。それぞれ異なる考え方を持つ仲間と取り組めたことは、自分たちの成長に繋がると思っています」と同じ課題に取り組み、一つのことを達成できた満足感に溢れていました。
総合教育代表(理系クラス)チームの皆さん、受賞おめでとうございました。
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