日本電信電話株式会社(本社:東京都千代田区、代表取締役社長:島田 明、以下「NTT」)と学校法人日本大学(本部:東京都千代田区、理事長:林 真理子、以下「日本大学」)は、通信波長の光に共鳴する希土類元素を添加した超音波素子を作製することにより、数ミリ秒の長い寿命を持つ光励起電子とギガヘルツ超音波の混成状態を生成することに成功しました。この状態を用いることにより、周波数の大きく異なる光と物体の振動との間でエネルギーの効率的な変換が可能となる他、励起電子の数や位相を操作することが可能となります。また、コヒーレンスの高い希土類元素の励起電子を低電圧な超音波の駆動で制御できるため、省エネ量子光メモリ素子への応用が期待されます。
電気電子工学科俵毅彦教授はこの研究に生産工学部と共に参画し、世界初の成果に大きく貢献しました。
※本研究成果は、米国東部時間2024年1月18日、米国科学誌Physical Review Lettersにオンラインで掲載されました。
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