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「ふくしまベンチャーアワード2023」で起業サークルがトリプル受賞の快挙!

 この度、「ふくしまベンチャーアワード2023」(福島県主催)が開催され、工学部連合体未加盟団体に所属する起業サークルがファイナリスト9名に選ばれました。起業サークル会長 菅原由騎さんはサークルを代表して1月11日(木)に福島市で開かれた最終選考会に臨み、ビジネスプラン「グリーンフィールド革命~湖南町の耕作放棄地活用による次世代農業への挑戦~」を披露しました。学生ながら堂々としたプレゼンテーションで、見事「特別賞」を受賞。さらに企業賞の中から「東邦銀行賞」「グロウイングクラウド賞」も受賞するという快挙を成し遂げました。



 「ふくしまベンチャーアワード」はスタートアップの地ふくしまの創造へ向けて、福島県内における新しいビジネスへの挑戦や、地域課題の解決に取り組むビジネスプランを幅広く募集し称えるものです。このアワードは11回目を迎え、今回は県内外から43件の応募がありました。

遊休農地活用の成功事例を福島県で創ることをミッションとした起業サークルのプランは、地元農家の方々の協力を仰ぎつつボランティアサークルのメンバーと共に耕作放棄地を開墾し、さらに教育的価値も付与するものです。始動させた「観光農園いなふぁーむ」に高校生の学外研修を受け入れるなど、地域を巻き込み、工学の知識を活かした独自の6次化商品や堆肥の開発まで実践してきました。今後は観光農園の収益化と郡山市の中高生に向けた探究学習などの教育プログラム構築、独自商品のブランディングなどを進め、福島県の成功例として全国の遊休地へ展開させていきたいと考えています。

 起業サークルは今年度発足したばかりの新しい団体です。現役の大学生でありながら地域の特性や課題を把握し、商品化まで現実化させた点を高く評価され、審査員の方からその熱意に感銘を受けたという講評もありました。サークルの成長と共に、後輩への事業引継ぎや卒業後の関わり方、また新しい起業プランも含め、さまざまな活動が期待されています。

最終選考会の模様は下記YouTubeでご覧いただけます。
https://www.youtube.com/live/TDopbFSfvz8?si=Wc3AvKIa58NdrZm6&t=7780