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「建コンをもっと知ってもらおう!!!」土木工学科学生×建設コンサル若手技術者交流会が行われました

若手技術者のみなさんが、学生の不安や疑問に
“ホンネ”で答えてくれる貴重な交流会!!

 7月28日(金)、建設コンサルタンツ協会東北支部若手の会と土木工学科の学生たちとの交流会が、工学部8号館3階土木ゼミナール室で行われました。建設コンサルタンツ協会東北支部若手の会は、東北地方や建設コンサルタント業界の「これから」について、若手技術者が議論を交わし、交流を深める場です。メンバーは東北地方の広域および地域コンサルタントに属するメンバーで構成され、業界の将来を自ら考え行動し、業界の魅力を若手目線で発信していく活動を行っています。昨年、業界の認知度向上と学生の就職活動の一助を目的に『日本大学生×建設コンサル若手技術者 交流会』が実施され大変好評だったことから、今回の開催が決定。当日は若手の会のメンバー15名と学部1年から大学院2年までの学生24名が参加しました。5つのグループに分かれて交流を深めながら、若手技術者目線で業界の魅力や仕事内容を学生に伝えるとともに、学生が働くことに対して抱く不安等を解消できるよう相談に答えていただきました。

「建設コンサルタントの仕事とは!?」

 まず初めに、司会の富田毅さん(株式会社オリエンタルコンサルタンツ)が交流会の概要について説明するとともに「就活や社会人生活など何でも聞いてください。ありのままをお伝えしますので、リラックスして雑談しながら話してもらえればと思います」と伝えました。続いて、若手の会の酒井里佳子さん(三協コンサルタント株式会社)が、本会の概要とコンサルタントの仕事について説明しました。事業の実現に向けて技術コンサルティング業務サービスを行う建設コンサルタントは、土木構造物に関わる工程の広範囲で活躍しています。

 調査・計画・設計を主軸に企画段階から維持管理まで行うので、幅広い分野のスペシャリストがいる業界。様々な管理能力やスキルが求められるため、必要な資格も多種多様なのだそうです。酒井さんは地域コンサルタントとして、自身が初めて手掛けた仕事や定期的に取り組んでいる橋梁点検・診断業務、現在行っている団地の緑地設計の仕事について紹介してくださいました。専門技術だけでなく、人に伝える技術を大切にしていると伝えるとともに、建設コンサルタントが求める人材像として、「技術力を伸ばし挑戦し続けるひと」、「人との関わりを大切にし、吸収して自分の力に変えられるひと」、「住民、使う人、地域を想ってものづくりができるひと」だと示されました。学生たちは丁寧に描かれたスライドをじっと見つめながら、酒井さんの説明に真剣に耳を傾けていました。

この場だから聞ける、有益な情報を入手しよう!!

 続いて行われた交流会では、若手の会のメンバーと学生がグループに分かれて、和やかな雰囲気の中で歓談が繰り広げられました。若手の会のメンバーは、建コンの具体的な仕事や、就職に関する質問・相談など学生の知りたいことに本音で答えてくれました。





 参加した学生からは、「土木業界でも女性が多く活躍していることを知れて良かったです」、「福利厚生などについてわかって、実際に働いてからのイメージが湧きました」、「ゼネコンとコンサルで迷っていましたが、自分のやりたい橋梁分野の方とお話できて貴重な情報を得ることができました」などの声が聞かれ、大変有益な交流の場となったようです。

 また、若手の会に所属する土木工学科の卒業生も数名参加していましたが、日栄地質測量設計株式会社の小柳雄基さん(写真)は、自身の大学時代を振り返りながら、「大学で学んで良かったことは水理学や土質関係の知識を身につけられたことです。現在、道路の設計や橋梁の点検・補修設計をメインで行っています。コンサルの仕事は多岐にわたりますが、自分が設計図面を書いた構造物が竣工し、地域のために貢献できた時に一番やりがいを感じます!」と話しています。

 大先輩である陸奥テックコンサルタント株式会社の松井俊樹さんからは「建設コンサルタントの仕事について理解を深めてもらうのと同時に、自分が何をやりたいのかを思い描けるようになってもらえたらと思います」というメッセージをいただきました。まだ将来の道を模索している学生にとっても、交流会を通して建設コンサルタントの仕事に興味を持つきっかけになったことでしょう。

 この場をお借りしまして、大変有意義な交流会を企画していただきました建設コンサルタンツ協会東北支部若手の会の皆さまに感謝いたします。