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建築学科卒業生白銀瑤子さんが『第46回学生建築設計優秀作品展』においてレモン賞を受賞しました

全国的に注目を集める卒業設計作品展で、工学部初の「レモン賞」に輝く

 令和4年度建築学科卒業生(建築計画研究室:指導教員浦部智義教授)である白銀瑤子さんが、6月25日(日)に行われた第46回学生建築設計優秀作品展-建築・都市・環境-(通称:レモン展)に卒業設計作品「高島町駅2000m再開発-都市における新しいごみ処理施設の提案-」を出展し、優秀10作品に贈られるレモン賞を受賞しました。

 通称「レモン展」として建築を志す学生たちから親しまれるとともに目標される「学生建築設計優秀作品展」。レモン画翠が主催するこの作品展は卒業設計展の先駆けであり、1978年のスタートから40年以上という長きに亘って継続する数少ない卒業設計作品展です。白銀さんは、レモン賞創設以来、工学部としては初の受賞者となります。作品へ込めた思いと、受賞の喜びの声をお聞きしました。

―受賞作品についてお聞かせください

近年全国的に環境問題や社会資本ストックの増加を背景として、魅力的な既存空間の利活用例も数多く見られます。この作品は、横浜に手付かずのまま放置されている、旧東急東横線の2000mに及ぶポテンシャルが高そうな高架の廃線空間の利活用を想定しつつ設計したものです。本計画では、中核となる旧高島町駅のホーム跡約400mを開発の出発点として捉え、重点的に設計しました。都心部では、今後も様々な再開発が行われていくことになりますが、都市におけるごみ問題も含めて、特徴のない商業的・面的・超高層的なものに留まらない、これからの再開発のあり方の一つとしての新しいごみ処理施設を表現したいと考えました。

―歴史ある「レモン賞」を受賞された感想をお聞かせください

 この作品展の講評会はとてもオープンで、一次審査の投票の結果もYouTube上で公開されています。多用なテーマで票も分かれる中、ごみ処理施設をまちに開く、をメインテーマに、都市とごみ問題を取りあげ、日常生活に寄り添う施設として設計することで、ごみ処理施設の新しい可能性を感じてもらえたと思いますし、新しいインフラとして整備するという社会性の高さを評価してもらったと思います。一次審査通過後のプレゼンテーション、質疑応答ではとても緊張しました。厳しい質問もありましたが、なんとか自分の思いを伝えることができました。作品制作時からご指導いただいた浦部先生には本当に感謝しています。

 「高架の廃線跡、その線状の敷地、周囲のビル群との関係や抜け感など、都市的なスケールを考慮した建築デザインも力強さと巧みさを兼ね備え、その先2000mまで続く、これからの従来にない再開発に可能性を感じさせてくれる。一見、コンセプチャルな作品にも映るが、今後も増え続けるであろう都心の再開発において、意外に建築で取り組むべきことに真摯に向き合っている作品なのかも知れないとも思う」と、浦部先生から頂いた推薦の言葉に、身が引き締まる思いです。

 熱量の高い展示会の中で、由緒あるレモン賞を受賞できたことは本当に嬉しいことです。これからも建築で表現する、ということに対して自分の感覚に正直に、改めて真摯に向き合っていきます。

―ありがとうございました。今後ますます活躍されることを期待しています

第46回学生設計優秀作品展(通称:レモン展)についてはこちらから