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土木工学科の中野和典教授が『ふくしまベンチャーアワード2022』で 優秀賞を受賞しました

 この度、『ふくしまベンチャーアワード2022』において、土木工学科の中野和典教授が優秀賞を受賞しました。ふくしまベンチャーアワードは、新しいビジネスへの挑戦や、地域課題の解決に取り組むビジネスプランを幅広く募集し、評価するものであり、広報の機会やビジネスマッチングの場を提供することで、起業家をさらなる飛躍へと導き、新たな産業創出を通じて、地域経済の活性化につなげていく表彰イベントで、2022年度で10回目となります。今回は74件のビジネスプランの応募の中で、書類による1次選考とオンラインでの発表による2次選考を通過した9件による最終選考会が2023年1月12日に福島市の民報ビルで行われ、最優秀賞1件、優秀賞3件、特別賞5件が選考されました。

 中野教授は、ロハスの家プロジェクトの一環として、平成28-29年度日本大学工学部長指定研究(特別研究)等の研究費によりロハスのトイレ(自立型トイレ)の開発研究を実施してきました。その成果を土台として、2021年4月には自立型トイレの製造と販売を行うベンチャー企業である(株)e6s(エシックス)を創業し、2022年10月には東京ビッグサイトで開催されたトイレ産業展への出展を、12月にはスパリゾートハワイアンズでの試験運用を実施するところまで進展しております。以上の経緯とビジネスプランをふくしまベンチャーアワード2022で発表し、見事優秀賞を受賞しました。

 中野教授は今後の抱負について、「防災避難所などでの超高頻度の使用に耐える自立型トイレの構築を目指すロハスのトイレの開発はまだ途上にありますが、この度の表彰を励みに、商品化を実現し、社会実装を果たせるよう引き続き努力いたします」と話しています。

ふくしまベンチャーアワード2022 最終選考会結果はこちら