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建設コンサルタンツ協会東北支部若手の会と土木工学科の学生との交流会を行いました

若手技術者との交流を通して、建設業界や就職に関する貴重な情報を得る

若手技術者との交流を通して、建設業界や就職に関する貴重な情報を得る

 7月29日(金)、建設コンサルタンツ協会東北支部若手の会と土木工学科の学生たちとの交流会が、工学部8号館3階土木ゼミナール室で行われました。建設コンサルタンツ協会東北支部若手の会は、東北地方や建設コンサルタント業界の「これから」について、若手技術者が議論を交わし、交流を深める場として2016 年7 月に設立された会です。メンバーは東北地方の広域および地域コンサルタントに属するメンバーで構成され、業界の将来を自ら考え行動し、業界の魅力を若手目線で自ら発信していく活動を行っています。昨年、若手の会で実施した学生を対象とした『仕事に対する価値観、理想の働き方』アンケート調査において、「建設コンサルタントの若手技術者と交流してみたい」という学生が7 割程度いたことから、業界の認知度向上と学生の就職活動の一助を目的に『日本大学生×建設コンサル若手技術者 交流会』が企画されました。当日は若手の会のメンバー14名と学部1年から大学院1年までの学生20名が参加。6つのグループに分かれて交流を深めながら、若手技術者目線で業界の魅力や仕事内容等を学生に伝えるとともに、学生が働くことに対して抱く不安等を解消できるよう相談に応えていただきました。

「建設コンサルタントの仕事とは!?」
学生の不安や疑問に“ホンネ”で答える若手技術者の皆さん

交流会概要説明
本会の概要とコンサルタントの仕事について説明

 まず初めに、司会の富田毅さん(株式会社オリエンタルコンサルタンツ)が交流会の概要について説明。「リラックスして、気軽に何でも聞いてください」と伝えました。続いて、若手の会の委員長の佐々木香菜子さん(株式会社三協技術)が、本会の概要とコンサルタントの仕事について説明しました。若手の会ではSNSを使った活動報告やYouTubeでの若手技術者のインタビュー動画などの配信も行っているので、ぜひ観てほしいと呼びかけました。建設コンサルタントの仕事内容については、実際に手掛けた防潮堤の樋門設計や河川の築堤設計などを例にしながら解説。国や県などの行政が計画した建設事業を受注し、評価・検討、調査・計画、設計を中心に、時には施工管理や維持管理まで幅広い業務に携わるそうです。よりよい案を提案し事業を遂行するのが建設コンサルタントの重要な役割だと説明しました。
 その後、グループごとに行われた交流会では、フランクな雰囲気の中で、より詳細なコンサルの仕事や、就職に関する質問・相談など学生の知りたいことに若手の会のメンバーが本音で答えてくれました。

交流会の様子
交流会の様子
交流会の様子
交流会の様子

 大変有意義な交流の場となり、参加した学生からは「ここでしか質問できないことが聞けたし、就職先をどうするか悩んでいましたが、よいアドバイスがもらえたので参加して良かったです」、 「興味を持っていた分野なので、実際に仕事をしている方のお話を聞いて実感が沸いてきました。就活の話も聞けて参考になりました」といった声が聞かれました。

交流会の様子
交流会の様子

 土木工学科の卒業生も若手の会から数名参加していました。日栄地質測量設計株式会社の宮澤林太郎さん(平成30年度卒業:写真左)は、「自分が学生の時にはこうした会に参加したことはありませんでしたが、コンサルについて知れば将来の選択肢も増えるので、大いにこういう機会を活用してほしいですね。インターンにも参加して実際の職場も見てほしいと思います」とアドバイスしていました。陸奥テックコンサルタント株式会社の根本和也さん(平成28年度卒業:写真右)は、「この仕事のやりがいは、自分が造ったものや計画に携わったものが形として残り、多くの人に利用してもらえることです。大学で学んだ橋梁の知識は現在も活かされています。皆さんも自分のやりたい道がきっと見つかると思います」と後輩たちを励ましていました。

交流会の様子

 土木女子の会の女子学生も数多く参加していました。 「コンサルがどんな仕事なのかわかったし、女性の割合が少ない建設業界の中でも活躍の場があることもわかりました。女性ならではの将来の不安についても相談できたので参加して良かったです」、「鉄道関係に就職したいと考えていましたが、お話を聞いて視野が広がりました。自分で調べるだけではわからない、生の情報が聞けて大変役立ちました」と話していました。先輩から「就活は早めの準備が大切」と聞いて参加したという1年生は、「土木の仕事も幅広い分野があることを知りました。皆さん活気があって、自分の仕事に誇りを持っているのが素晴らしいと思います」と感想をもらしていました。

 それぞれ大変意義深い交流の場となったようです。この場をお借りしまして、交流会を企画していただきました建設コンサルタンツ協会東北支部若手の会の皆さまに感謝いたします。