道路舗装のプロに学ぶ体験型アスファルト実習で学生たちも熱くなる!
・10月20日(水)・21日(木)に、土木工学科3年次の材料実験の授業の中で、全国的にも珍しいアスファルト実習が行われました。土木工学科では、土木構造物の中で最も主要に使われているコンクリートについて、設計から製造までを実践的に体験し、その性状を計測してコンクリートの特性を学びます。アスファルトは道路を構成する特殊な材料で、大学のみで取り扱うことが難しいため、今回は日本の大手道路舗装会社である株式会社NIPPOにご協力いただきました。同社の(写真左から)安藤研究所長、村岡氏、今野氏、阿部氏、渡邉氏が来学くださり、アスファルト材料の特徴や道路舗装の動向についての講義と実際にアスファルト材料を使用した室内実験や敷設作業をご教授いただきました。実際に業界のプロにご指導いただけるのは大変貴重な機会です。
・また、本実習はキャンパス内の未舗装部分の整備を兼ねて行われることもあり、やる気満々の学生たち。アスファルトに関する講義、室内実験、敷設作業の内容を3班に分かれて体験していきました。
アスファルト材料の特性や最先端舗装技術まで詳しく知る
実際にアスファルト材料を使って道路舗装を体験!
・こうして、道路の舗装が完成!貴重な実習を体験した学生たちは、「もともと道路工学に興味があったので、体験できて面白かったです。アスファルトの原材料を見ることは滅多にないし、大変勉強になりました」、「コンクリートの授業は受けていましたが、実際に触れてみて、とても身近に感じました。災害時に高速道路を修復する重要な仕事をする会社のことや業界についても詳しく知ることができて良かったです」と話しています。
ご指導いただいた安藤所長は、「我々の業界で活躍する次世代の人材を育てていきたいと考えています。他の大学で道路舗装を授業で教えているところは殆どないので、アスファルトについて知ってもらえる機会をいただけて大変ありがたいです。学生さんたちは知識もあって、専門的な質問にも答えていましたよ」と学生たちを有望視していました。
・このような実践的な実習が多いのも、土木工学科ならではの特徴です。学生たちは土木工学の知識を身につけながら、社会で即戦力として活躍できるように、日々エンジニアとしての資質を磨いています。