この度、情報工学科 宮村倫司准教授が代表者である研究課題「『富岳』を用いた原子力発電所のフルスケール3次元FEMモデルによるマルチパーパスシミュレーション」が一般財団法人高度情報科学技術研究機構(RIST)のHPCI利用研究課題『優秀成果賞』を受賞しました。
この賞は、令和5年度HPCI(革新的ハイパフォーマンス・コンピューティング・インフラ)システム利用研究課題の中で優秀な成果を上げた課題に与えられるものです。公募により競争的に採択された169課題の中から本研究課題を含む8課題が優秀成果賞に選定されました。
本研究課題は、スーパーコンピュータ「富岳」でのみ実行可能な大規模計算によって、鋼材の熱弾塑性挙動とコンクリートの破壊を適切に評価し、構造物の終局状態を正確に予測し、設計の合理化を信頼できるシミュレーションにより推し進めようとするものであり、大規模エネルギープラントの健全性を検証するとの観点で社会的意義は非常に高く、HPCIの社会的有用性を示すに十分な成果であると評価されました。
10月25日(金)に行われた第11回「富岳」を中核とするHPCIシステム利用研究課題 成果報告会において、宮村准教授が成果を発表するとともに表彰されました。
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