工学部学生支援室より、災害後のこころのケアについてご案内いたします。
今年度、工学部は大きな自然災害に見舞われました。皆さんの中には、心身の健康や日常生活、学業に多大な影響があった方もいらっしゃると思います。困難な状況の中、目の前のことに向き合うことに精一杯という方もいるかもしれません。
災害によるストレスは反応として身体、思考、行動などに現れますが、その程度や反応の現れる時期には個人差があります。後期の忙しさに紛れて気付かなかった不調などはないでしょうか?後期が終了した区切りの時期、災害から4か月が経過しようという今のタイミングで、ご自身の心身の健康について振り返ってみてはいかかでしょうか?
次のような状態もストレス反応かもしれません。
身体:頭痛・腰痛・疲労の蓄積・悪夢・睡眠障害
思考:自分の置かれた状況がわかってくる
感情:悲しさと辛さ・恐怖がしばしばよみがえる・抑鬱感・喪失感・罪悪感・気分の高揚
行動:被災現場に戻ることを怖れる・アルコール摂取量が増加する
回復の方法も人によって異なりますが、回復のためにできることとして以下のようなことがあります。
1. ちょっと一休みする時間を作る。
頑張りすぎずに定期的に休みを取りましょう。
2. 気持ちを言葉にしてみる。
自然な感情を抑え込んでいると心身に影響が出ることがあります。
3. 回復を焦らない。
回復の速さは人それぞれ違います。なかなか通常に戻れないこともあります。
周囲にそういう人がいても急かさず見守ってあげましょう。
4. 専門家に相談する。
身近な人にさえ打ち明けられない気持ちでも、専門家はじっくり聴いてくれます。
ためらわずに相談してみましょう。
参考・引用 日本赤十字社 災害時のこころのケア
兵庫県こころのケアセンターHP
思い当たることがある、こころの健康が気になっているという人は、工学部学生支援室にお電話いただくか、気軽にお立ち寄りください。
日本大学工学部学生支援室 場所:本館2階(保健室隣)
時間:10時~16時(平日)
電話:024-956-8651
※長期休業中は開室日に変更がある場合があります。
開室日はポータルサイトでもご確認いただけます。