工学部学生支援室より、災害後のこころのケアについてご案内いたします。
授業再開から1か月経ちましたが、心身の健康状態はいかかでしょうか? 生活再建、復旧復興が進む一方、ストレスを感じたり、周囲から取り残されてしまうような感覚、焦りを感じたりすることはないでしょうか?
災害は、被災者に大きなストレスを与えます。ストレスの程度は災害状況の深刻さや被災者自身の性格特性によって異なり、その反応は身体、思考、感情、行動などに現れてきます。
次のような状態もストレス反応かもしれません。
身体:頭痛・腰痛・疲労の蓄積・悪夢・睡眠障害
思考:自分の置かれた状況がわかってくる
感情:悲しさと辛さ・恐怖がしばしばよみがえる・抑鬱感・喪失感・罪悪感・気分の高揚
行動:被災現場に戻ることを怖れる・アルコール摂取量が増加する
ストレス反応の現れ方は、時期や症状も様々ですが、回復の方法も人によって違います。
回復のためにできることとして以下のようなことがあります。
1.ちょっと一休みする時間を作る。
頑張りすぎずに定期的に休みを取りましょう。
2.気持ちを言葉にしてみる。
自然な感情を抑え込んでいると心身に影響が出ることがあります。
3.回復を焦らない。
回復の速さは人それぞれ違います。なかなか通常に戻れないこともあります。
周囲にそういう人がいても急かさず見守ってあげましょう。
4.専門家に相談する。
身近な人にさえ打ち明けられない気持ちでも、専門家はじっくり聴いてくれます。
ためらわずに相談してみましょう。
参考・引用 日本赤十字社 災害時のこころのケア
兵庫県こころのケアセンターHP
思い当たることがある、こころの健康が気になっているという人は、工学部学生支援室にお電話いただくか、気軽にお立ち寄りください。
日本大学工学部学生支援室 場所:本館2階(保健室隣)
時間:10時~16時(平日)
電話:024-956-8651