建築学科

建築学科の学生が第2回 タカカツグループ 学生住宅設計アイデアコンペで佳作に選ばれました

アイデアを形にする面白さを経験しながら
さらなる高みを目指して挑戦し続ける

前列:鷲尾 大翔さん 牧野誠也さん 細川慶次朗さん
後列:岩﨑大洋さん 中島大翔さん 塚田響さん

 この度、第2回 タカカツグループ 学生住宅設計アイデアコンペにおいて、建築学科の学生3組が佳作に選ばれました。このコンペは現代の“宮城の家づくり”を追求し続けると共に、住宅設計分野の人材育成を目的としたアイデアコンペで、『住まい』と『暮らし』のトータルソリューションカンパニーである株式会社タカカツグループホールディングスが主催しています。今回のテーマは『地域循環住宅「人」と「木」と「土」がつながる家』。

 惜しくも3組とも入賞は逃したものの、今後の飛躍に期待を込めて、主催者である株式会社タカカツグループホールディングス人事総務部の鈴木光明部長が工学部を訪れ、表彰式を行ってくださいました。直接賞状を手渡された学生たちは、審査の状況についてお話を聞きながら、悔しさをバネに次のステージでのリベンジを誓っていました。

作品名:『ここにあるもので、ここにない場所をつくる』
岩﨑大洋さん 中島大翔さん 塚田響さん(建築学科4年)

 卒業制作前にいろいろな表現方法にチャレンジするために応募したコンペで、佳作ではありますが、自分たちの考えたアイデアを上手く表現することができ、評価につながったことは良かったと思います。自然との関わり方を再考し、「人間>自然」「人間≒自然」「人間<自然」の空間をランダムに配置し、自然と融け合うことを意識しました。その柔らかな印象を出すためにパースを手描きで表現する部分も加えました。卒業制作に活かしていきたいと思います。

作品名『集う』
牧野誠也さん 細川慶次朗さん(建築学科3年)

 宮城県白石市には、伝統工芸品として白石和紙を生産しています。暗く見えがちな和紙の工場を家の中心に置くことで、地域のコミュニティや特色を捉えつつ、商店街の賑わいやまちの活気を創出しようと考えました。初めてコンペに応募して佳作をいただけたことは大変嬉しかったです。これに満足せずに、次はもっと上の賞が取れるように挑戦していきたいです。

作品名『桜と廻る』
鷲尾 大翔さん(建築学科3年)

 私の地元である宮城県大河原町の一目千本桜に着目し、この桜のある景観を後世に残すため、様々な季節に桜を楽しむための住宅を設計しました。桜を健康な状態に保つために廃棄される枝を活用することによって、桜を中心に地域循環を考えるとともに、枝を土に還すことで桜のある景観を後世に残せるようにしました。枝は桜染めという工芸品にも活用し、地域住民の交流も促しています。佳作という結果に満足せず、これからの学生生活で成長できるよう頑張っていきたいと思います。