8月3日(火),「電気電子工学専攻の修士論文中間発表会」が開催されました。ソーシャルディスタンスを保つために200名以上入る大講義室において参加者48人,1人15分(発表10分,質疑5分)で11件の発表が修了対象となる大学院生より行われ,活発に質疑応答がなされました。石川博康主任より,「コロナ禍で限られた環境の中,Q&Aを含めて自分の考えをしっかり述べようとする良い発表でした。残りの半年間,課題を完成させて2月12日(修論発表会)に向けて研究を充実させてください。修士1年生は発表を聞いて良かったことや自分ならどうするかを研究に活かして,来年この時期に発表できるようにしてください。」と講評が行われました。
その後,学科教員17名の10点満点で採点した結果が集計され,最優秀賞1件(平均点9点),優秀賞2件(同8.47点,同8.23点)が決定し,副賞として研究用の書籍を購入するための図書カードが渡されました。例年になく研究発表のレベルが高く,第3位が同点となり 2人で副賞を分けることになりました。表彰された研究テーマと発表者は次の通りです。
(1)最優秀発表賞:鈴木静華,「蛍光体Eu:Y2O3における濃度消光のベイズ予測」
(2)優秀発表賞:小綿新,「カーボンナノチューブトランジスタにおける電子輸送特性の研究」
(3)優秀発表賞:岩川優也,「表面プラズモン集光デバイスにおけるテラヘルツ波結合特性」
:山中英,「無人航空機を用いたユーザ位置検出システムにおける周波数オフセット補償手法」
次年度はコロナ禍の影響が解消され,より充実した研究成果の発表がなされるとともに,より多くの学部生が大学院に進学することを電気電子工学専攻として期待しています。