電気電子工学科

コロナ禍における令和2年度電気電子工学専攻修士論文発表会の開催

 2021年2月12日(金)に,令和2年度工学研究科電気電子工学専攻・修士課程2年生の4名が,約2年間にわたって取り組んだ実験・研究の成果を発表しました。コロナ禍のため,2月6日(土)に実施された卒研発表会(対面)と同様の扱いで対策が取られました。また,後日zoomによるオンデマンド配信を考慮し,初めての試みとして発表会の様子を4K対応でビデオ撮影しました。
 昨年夏(8月8日)に実施した中間発表では,修士論文の枠組みがおおよそ出来上がった状態のため,今後も引き続き修論発表会に向けて頑張って研究を深めてほしいという指摘を受けていました。それらの指摘に対して,実験や検討を繰り返し,成果も含めて20分(発表15分,質疑5分)で発表がなされました。プレゼンテーション技術に関しては,修士課程の2年間で学内外の学会発表を多く経験した分,学部生よりも十分に理解と知識に基づく素晴らしい成果発表でした。各自が自分のテーマや目的を十分に理解し,指導教員の先生方との議論を繰り返してきた努力や成果の跡が感じられました。また,発表後には先生方からの鋭い質問やアドバイス,時には心温まるようなコメントが1件当たり2人以上からありましたが,本質的に要点を得て,おおむね的確に回答していました。新年度から大学院に進学する卒研生や修士課程1年生には良い刺激になったと思います。
 発表者4名については,学外発表の最低要件である1件を上回る全員が2~5件の発表実績があり,修了にあたって問題ないことが確認されました。就職先でも大学院での研究生活や成果発表を活かして頂きたいと思います。本日の指摘を受けて修士論文の修正作業が残っていますが,修士課程2年生の皆さん,あとひと頑張りです!!