What’s建設コンサルタント?
若手技術者が“ホンネ”で答えます!
7月5日(金)、建設コンサルタンツ協会東北支部若手の会と土木工学科の学生たちとの交流会が、工学部8号館3階土木ゼミナール室で行われました。建設コンサルタンツ協会東北支部若手の会は、東北地方や建設コンサルタント業界の「これから」について、若手技術者が議論を交わし、交流を深める場です。メンバーは東北地方の広域および地域コンサルタントに属するメンバーで構成され、業界の将来を自ら考え行動し、業界の魅力を若手目線で発信していく活動を行っています。今年3回目となる『日本大学生×建設コンサル若手技術者 交流会』。
当日は若手の会のメンバー16名と学部1年から大学院2年までの学生33名が参加し、6つのグループに分かれて交流を深めながら、若手技術者目線での業界の魅力や実際の仕事内容についてお話いただきました。学生たちも直接質問できる絶好のチャンスとばかり、働く上での悩みや就活についてのアドバイスをもらい、不安を解消しているようでした。
様々なフィールドで活躍する建設コンサルタントの仕事とは!?
まず、交流会の概要について進行役の富取俊馨さん(新和設計株式会社)が説明しました。次に、佐藤伴哉さん(株式会社アースデザインコンサルタンツ)から、建設コンサルタント業界や仕事内容についてご説明いただきました。道路、鉄道、橋などのインフラ整備のために企画や調査、計画、設計に関する技術コンサルティングサービスを行うのが建設コンサルタントの仕事です。国や県などの行政機関が管理する建物の企画・設計、施工・運用まで、ほとんどの業務に携わっています。また、佐藤さんの業務や実際に手掛けた物件についても紹介していただきました。さらに、社会への貢献度が高く、自分が企画・設計したインフラが形として残ることが、この仕事のやりがいだと話してくださいました。学生たちは真剣な表情で佐藤さんの話に耳を傾けていました。


将来の進路選択につながる貴重な交流の場
続いて、グループに分かれて交流会が行われました。若手の会のメンバーと学生が互いに自己紹介し、和やかな雰囲気の中で歓談が繰り広げられました。若手の会のメンバーは、建コンの具体的な仕事や、就職に関する質問・相談など学生の知りたいことに本音で答えてくれました。




参加した1年の学生は、「高校が普通高校だったので、土木の世界とかあまり知らないこともあり、1年生のうちに建設コンサルタント業界について知識を深めたら、将来の就職にも役立つと思い参加しました。コンサルの仕事のことだけでなく、一般的な会社の仕組みについても知ることができました。将来は地元のインフラ整備に関わり、地域の活性化に貢献したいと思っています」と話していました。
これから就活を迎える3年の学生は、「自分が興味を持つ水環境のコンサルの方から話を聞くことができました。若い方ばかりだったので聞きやすくて、普段の会社の様子なども教えていただきました。施工かコンサルか、今後の道を決める上でも大変参考になりました」と進路決定につながる貴重な機会になったようです。
交流会の進行役を務めた富取さんは、「3回目の今年は、参加した学生さんの数も一番多く、建設コンサルト業界に興味を持ってもらえて嬉しく思います。同じ建コンでも会社によって専門分野や扱う物件も異なるので、いろいろな企業の話を聞いて理解を深めていただけたのではないでしょうか。皆さんの進路選択の一助になれば幸いです」と手応えを感じているようでした。
この場をお借りしまして、大変有意義な交流会を企画していただきました建設コンサルタンツ協会東北支部若手の会の皆さまに感謝いたします。