様々なコンテストで賞に輝く写真部の活躍

 学術文化サークル連合会写真部に所属する渡邊郁彦さん(機械工学科4年)が、雑誌「アサヒカメラ」の月例コンテストの中の「ファーストステップ部門」において、特選を受賞しました。「アサヒカメラ」は90年以上の歴史を持つ、カメラ・写真に関する専門雑誌です。渡邊さんはこれまでも「ファーストステップ部門」において連続で予選通過しており、そのうち入選5回の成績が収めています。特選に輝いたのは、2019年4月号の作品「小さなカメラマン」、5月号の作品「見送り」、7月号の作品「ポージング」で、めきめきと頭角を現しています。
 この他写真部では、福島県芸術祭参加行事「第47回福島県写真クラブ合同例会(福島県写真連盟主催)」において、戸田幸平さん(機械工学科4年)の作品「耽美」が入賞に、「第7回大好きなふくしまのまち写真コンテスト(公益社団法人福島県区画整理協会主催)」において、小野口満さん(機械工学科3年)の作品「壁画シンクロ」がプリント部門学生賞に選ばれるなど、幅広く活躍しています。 
 今回はアサヒカメラ「ファーストステップ部門」特選に輝いた渡邊さんに、喜びの声とともに写真に対する思いを語っていただきました。

写真部員として過ごしてきた中で、一番嬉しかった瞬間でした

 渡邊郁彦さん(機械工学科4年)

 私が写真に興味を持ったのは、小学校3年生の頃、古いデジカメを父親から譲り受けたのがきっかけでした。最初はシャッターを切るのがとにかく楽しくて、目についたものはなんでも写真に撮っていました。アサヒカメラに応募する発端となったのは、友人に連れて行ってもらった相馬野馬追。撮った写真を見て「もしかしたら入選できるかもしれない」と思ったのです。それが初めての入選作「おそるおそる」でした。そのあとは、ただ自己満足で写真を撮るだけではなく、例えば写真なんて全然わからないような人にも「すごい!」と言ってもらえるような、分かりやすい実績が欲しいと思って応募を続けています。現金な話ですが(笑)。それでも、最初に特選の通知ハガキを見たときは、驚きのあまり郵便受けの前で声を上げてしまいました。今まで写真部員として過ごした中でも一番嬉しかった瞬間だったと思います。
 ずっと入選して名前は載っていましたが、自分の作品が雑誌に掲載されるのは感慨深いものです。これまでに3回特選に選んでいただきました。
 2019年4月号特選「小さなカメラマン」。私の地元の真岡で催されたSLフェスタなるイベントでの1枚です。写真に写っている男の子は、大きな音がするSLの汽笛が怖くて、でも写真が撮りたくて、必死に耳を抑えながらカメラを構えています。画面左外にSLが見切れてしまったのが残念なのですが、それがこの男の子の一見不思議なポーズを引き立てる結果になったのかな、と思います。


 2019年5月号特選「見送り」。こちらも地元真岡で撮影した作品です。駅を出発していくSL列車を満面の笑みで見送る家族連れと、その見送りに応える手が車窓に見えています。温かなやり取りがストーリーを感じさせ、見るものをほっこりとさせるような作品に仕上がっていると思います。


 2019年7月号特選「ポージング」。京都の伏見稲荷大社で撮影した一枚です。外国人観光客の男性が、記念撮影のためにとったユニークなポーズが鳥居の朱に浮かび上がり、見る者を引き付ける一枚になったと思います。男性が持つビニール傘が、作品に透明感を与えるのに一役買っています。

「偶然」が傑作を生むこと、貴重な記録になることが写真の面白さです

 写真の魅力は、素人が玄人よりも優れた作品を撮るということが往々にしてある、ということだと思います。技量やカメラ機材の差はあっても「偶然」が傑作を生むことがあって、それが他の芸術と一線を画す点であるかと思います。
 また、撮ってすぐは何気ない写真であっても、何十年後かに貴重な記録になることがある…なんてところも面白いですね。
 私が応募しているアサヒカメラコンテストのファーストステップ部門では、年間を通じて優秀な成績を収めると「修了」という扱いになります。それを目指して今年の12月号分までは作品の応募を続けたいと考えています。かなり無茶な目標だとは思いますが、毎月作品を応募するようなことは学生のうちにしかできませんから、卒業するとき、後輩たちに胸を張って自慢できる成績を残せるよう、これからも頑張っていきたいと思います。

【写真部イベント情報】
北桜祭写真展:11月2日・3日
郡山学外写真展:2月中旬予定(ビッグアイ6階市民ふれあいプラザ)

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