新たな世界の扉を開き、その一歩を踏み出しました

 桜の蕾もほころび、春本番を間近に控えた4月1日(月)、工学部では、平成31年度日本大学工学部開講式を執り行いました。少し肌寒い天候と緊張感とが相まって、引き締まった表情で開講式に臨む、学部1,034名、大学院103名の新入生たち。まだ小さな夢の蕾を胸に抱きながら、新たな世界の扉を開き、その一歩を踏み出しました。

新入生を歓迎する数々の祝いのメッセージ

 まず、日本大学工学部長・大学院工学研究科長 出村克宣教授が祝辞を述べられました。「新入生の皆さん、日本大学工学部並びに大学院工学研究科へのご入学、誠におめでとうございます。加えてご父母の皆さまには、ご子息のご入学を心より御慶び申し上げます。新入生の皆さんは、本日から工学部キャンパスにおきまして、約5千人の仲間とともに活気溢れる大学生活を送ることになります。工学部では教職員が一丸となって、皆さんが充実した大学生活を送ることができるよう、教育・研究活動にあたってまいります」。祝辞では、日本大学と工学部の歴史についても紹介されました。1889(明治22)年に明治政府の初代司法大臣であった山田顕義伯爵によって日本法律学校として創立され、本年10月に130周年を迎える日本大学。1947(昭和22)年に郡山に開設された工学部は、本年72周年を迎え、卒業・修了生は約6万人に達します。出村学部長は、117万人を数える日本一の校友ネットワークが社会における様々な場面で力になると述べるとともに、このような日本一のネットワークを持ち伝統のある日本大学の一員となった新入生を心から歓迎しました。日本大学は教育理念である、自ら学び、自ら考え、自ら道を拓く『自主創造』の能力を身につけ、日本大学マインドを有する者を育成することを日本大学教育憲章としています。工学部では日本大学教育憲章のもと、心と体、地球にやさしい生活様式『ロハス』を工学的な面から支える『ロハス工学』をテーマに掲げ、教育・研究活動に取り組んでいます。出村学部長は、「皆さんも、人にやさしい、地球にやさしいなどの問題意識を持ちながら、これから専門的な知識や技術を学んでいただきたい」と諭しました。そして、専門分野だけでなく教養も含めた幅広い知識を修得し、人の輪を大切にしながら豊かな人間性を育み、自らの感性に磨きをかけるよう指南しました。また、日本大学の校歌の始まりにある『日に日に新たに』は、中国の古典『四書五経』の一つ、『大学』に書かれた言葉であり、自分を鍛えるためには、自分で意識して日々努力することが必要という意味だと説明されました。そのうえで、出村学部長は、「夢の実現に向けて、日々の努力を積み重ねていただきたい。それが諸君の自主創造につながる」と指導されました。結びに、これからの日本を担う技術者・研究者を目指して、新たなステージで自分の可能性を切り拓いていくことを切に願い祝辞とされました。
 日本大学工学部校友会長の中野伍朗氏からも御祝いの言葉をいただきました。工業化学科(現生命応用化学科)卒業生でもある中野会長は、「日大人の誇りを胸に、夢や目標を達成するために一生懸命頑張っていただきたい」と叱咤激励されました。そして、工学部は自然環境に恵まれた地域性と、『ロハス工学』に立脚した教育・研究理念のもとに、質実剛健、文武両道の素養を持った立派な先輩を数多く輩出していると述べ、「このような素晴らしい環境のもと仲間との絆を深め、大学生活を満喫して人間力を磨いてほしい」と伝えました。中野氏は工学部校友会についても紹介され、就職支援、学部祭の協賛、課外活動への支援、給付型奨学金等の支援を通して、今後も母校の発展に寄与していきたいと述べられました。最後に、「諸先輩方との絆を深めることが、夢実現への一助になる」とアドバイスされました。
 ここで、出村学部長と新入生全員による記念撮影を行いました。開講式での集合写真撮影は初めての試みです。新入生たちは大学生活への意気込みをガッツポーズで表現しながら、入学の喜びをかみしめていました。
 続いて、学務担当の根本修克教授による自校教育を行いました。まず、日本大学の歴史に触れた根本教授は、学祖山田顕義の師である吉田松陰が郡山にある安積国造神社宮司家の安積艮斎の門下生だったがことから、日本大学が郡山とゆかりがあるのだと語られました。次に、高校までの習って学ぶ『学習』と自ら学んで知識を身につける大学での『学修』との違いを説きながら、日本大学教育憲章にある、自ら学び、自ら考え、自ら道を拓く『自主創造』についても詳しく説明されました。自主創造とは、世界を牽引できる力、論理的・批判的思考力、問題発見・解決力、挑戦力、コミュニケーション力、リーダーシップ、協働力、省察力を身につけることであり、中でも高い倫理観を持つことが重要だと教示しました。そして、工学の基礎力、倫理観を身につけ、持続可能な社会の実現に貢献できる人間性豊かな技術者になってほしいと新入生たちに期待を寄せました。工学部は環境と健康をキーワードにしたロハス工学を目指した教育・研究を行っています。このロハス工学の教育環境についてしっかりと理解し、そのうえで知識・技術を身につけ社会に役立つ人材に育つようにと強調されました。また、入学時の成績ではなく、1年次修了時の成績が重要であり、この1年間で学修する姿勢を身につけ、4年間続けていくよう指導されました。最後に根本教授は、桜の開花と新入生の能力の開花を楽しみにしながら、夢の実現に向け、良いスタートを切ることを願いました。
 自校教育終了後は、毎年恒例となった先輩たちによる新入生歓迎行事。進行は北桜祭実行委員会が行い、はじめに、工学部のサークルについて説明しました。球技や武道を行うサークルが所属する体育会、音楽や芸術活動を行うサークルが所属する学術文化サークル連合会、スポーツ・芸術等多彩な活動を行う団体が所属する連合体未加盟団体。体育会事務局および学文連事務局と北桜祭実行委員会をあわせ、全部で82団体ある工学部のサークル。新入生歓迎行事では北桜祭実行員会、應援團、吹奏楽部、柔道部、ボクシング部、ダンス同好会、ジャグリング部、桜家一門YOSAKORI隊の8団体が趣向を凝らしたパフォーマンスで新入生を歓迎しました。

北桜祭実行委員会は北桜祭紹介ビデオを上映。魅力は感動と達成感を得られことだと伝えました。

力強く校歌を披露した應援團は、新入生に熱いエールを送るとともに、入部を呼びかけました。

吹奏楽部は、安室奈美恵の「HERO」を管楽器と木琴によるアンサンブル演奏で披露しました。

柔道部は、昨年3位だった全日本理工科学生柔道優勝大会での優勝を目指すと宣言しました。

ボクシング部は練習を実演しながら、初心者でも上達できることをアピールしました。

ダンス同好会は軽快なヒップホップを披露し、新入生を楽しませてくれました。

多彩な技を披露したジャグリング部。会場も手拍子で大いに盛り上げてくれました。

桜家一門YOSAKORI隊はオリジナル演舞「進火」で、新入生に勇気と元気をくれました。

 

 先輩たちの活気溢れるパフォーマンスに感動しながら、新入生たちはこれから始まる仲間との楽しい大学生活に思いを馳せていました。

瞳輝かせながら、夢や目標を語る新入生たち

 お昼休みには、友人や家族と一緒に、昼食をとったりキャンパス内を散策したり、思い思いに過ごしていました。午後からは、各学科2クラスに分かれてオリエンテーションが行われました。その間、体育館(大講堂)では、ご父母を対象とした学部説明会及び後援会総会が行われました。出村学部長より後援会発足の主旨説明があり、会長を含めた後援会役員の選出、予算の決定等の審議が行われ、満場一致で採択されました。今後ますます、ご父母の皆様と教職員との結び付きが強固なものになっていくことが期待されます。

 少しずつ大学生になった実感も湧いてきた新入生たちに今日の感想や大学での抱負などを聞いてみました。

開講式は心地よい緊張感があって良かった。
大学でやりたいことを見つけたい!

いろいろなことに挑戦して、
悔いのない4年間にしたい!

早く大学生活に慣れて、1年のうちにやれることをやって、いろいろ経験を積みたい。

学業とサークルを両立させ充実した大学生活にしたい。将来は自動車等の製造に携わるのが夢。

先輩たちが楽しそうだったので、
サークルに入って有意義な大学生活にしたい。

友達をたくさんつくりたい!
建築の勉強も頑張りたい!

ロハス工学に魅力を感じて入学。水に関する研究がしたい!橋を造りたい!海外で活躍したい!

不安や緊張があったけど、
友達ができてよかった!

静岡から来ました!一生懸命勉強して、
希望の就職をかなえたい!

震災で救われた命を地元のために役立てたい!
岩手県職員を目指します!!

 

 4月3日(水)・4日(木)には、きずなづくり・友人づくりを目的とした1泊2日の学外研修に出発。各学科に分かれて、福島県等の観光地を巡りながら、たくさんの仲間や教職員との交流を通して、大学生活への不安も解消できたことと思います。新入生の皆さん、充実した4年間になるように、勉学、課外活動に励み、夢や目標に向かって可能性を切り拓いていくことを願っています。