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「地方大学だからできる挑戦」【機械工学科・電気電子工学科×郡山市×トヨタ自動車】

地域課題解決型授業(PBL)中間発表会を開催
未来を創る挑戦が始動

 11月8日(土)に,地域課題解決型授業PBL「郡山で挑戦する水素を活用した新たなまちづくり」の中間報告会を開催しました。今回の報告会では「水素利活用」をテーマに,学生たちが地域社会の未来を見据えたアイデアを発表。これまでの調査・分析で得られた知見をもとに,脱炭素社会の実現に向けて注目されている次世代エネルギー「水素」の可能性を,多角的な視点から検討しました。

 本講座では,学術的な探求にとどまらず,地域社会との連携を重視しています。学生たちは自治体や企業の方々と意見交換を重ね,専門家の助言を受けながら,実現性の高い解決策の創出を目指しています。





 中間報告会では,郡山市産業創出課の本田陽一様,環境政策課の菊池弘明様より,気候変動や産業振興と水素に関係する講演をいただきました。その後,トヨタ自動車株式会社の東谷勝様,郡山市の菊地様から,それぞれの立場に基づくフィードバックをいただき,学生たちにとって今後の検討を深める大きな刺激となりました。



 地方大学は,地域の再生可能エネルギー源(太陽光,風力,水力など)との連携がしやすい環境にあります。その特性を活かし,学生たちは「地産地消型水素」の製造・供給モデルを具体的に検討・提案。首都圏では得難い地域性を踏まえたプロジェクトに取り組むことが可能となっています。

 今回の中間報告会を経て,学生たちは水素利活用に関する研究をさらに深め,より具体的なプロジェクト計画へと進んでいきます。12月13日(土)に予定されている最終報告会では,このPBLから生まれる画期的なアイデアが,地域,そして社会全体の持続可能性に貢献する「水素社会」実現への大きな一歩となることが期待されます。今後の学生たちの挑戦に,ぜひご期待ください。

 

課外講座「福島で挑戦する水素を活用した新たなまちづくり」