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土木女子の会で『川内沢ダム本体工事』の現場見学を行いました

夜間施工の現場に突入!
重力式コンクリートダムはこうして造られる!

 7月31日(木)、土木女子の会に所属する1年次から4年次までの女子学生14名とコンクリート工学研究室の学生9名が参加して、『川内沢ダム本体工事』の現場見学を行いました。

 宮城県名取市愛島笠島地内に治水ダムとして建設中の川内沢ダムは、洪水調節や流水の正常な機能の維持を目的としており、沿川地域の洪水被害の軽減を図るとともに、安定的なかんがい用水などを確保して、河川環境を保全するための維持用水の補給にも利用されます。令和4年10月20日から工事が始まり、令和9年3月31日までに完成する予定です。







 この日はまず、工事を担当する西松建設の現場所長と職員の方から川内沢ダム建設事業について説明を聞きました。その後、ダム本体の建設現場を間近に見ながら、その施工方法や注意点について説明を受けました。さらに、現場隣接型のバッチャープラント(コンクリート製造プラント)、コンクリートを運搬する大型バケット、ダム工事用の大型バイブレータ(締固め用機械)について、仕組みとその役割について解説いただきました。また、ダムコンクリートと一般的なコンクリート配合との違いとその性能についても説明いただき、ダム建設ならではの施工技術を実感しました。

 参加した学生からは「普段見ることができないダムの工事現場を見学できたのは貴重な体験!」「夜間施工の現場を見れて面白かったです!」「コンクリート材料の研究をしているので、コンクリート構造物がつくられていく過程を知れて勉強になりました」と話しており、現場の臨場感を肌で感じているようでした。


 土木女子の会顧問の子田康弘教授は、「土木業界では女性技術者も幅広く活躍しています。今後も様々な活動を通して、社会に貢献できる女性技術者を育てていきたい」と意欲を見せています。