7月27日(日)、本学部62号館において、郡山市が実施する理工系女子支援事業として、郡山市在住の小中学生女子とその保護者を対象にした理工系プログラムの体験教室を開催いたしました。
第1部では、令和7年3月本学部電気電子工学科卒業の内山瑛穂さん(現 福島県立郡山北工業高校教諭)による、「先輩リケジョに聞いてみよう!~わたしが理工系分野を選択したワケ」と題した講話がありました。
講話では、自身の小・中・高・大学時代を振り返り、自分が好きなこと、ワクワクしたことなど、さまざまなことへの興味がきっかけで理系を選んだというエピソードを紹介。内山さんは、「やりたいを形に」、「ナゼからはじめてみよう」と伝えるとともに、自分で調べたり考えたりすることが将来を考える上できっと役に立つので、勇気をもっていろんなことに挑戦して欲しいとメッセージを送りました。
第2部では、「特殊セメントを用いてオリジナルキャラクターを作ってみよう!」(コンクリ―ト工学)、「水ガラスからスーパーボールを作ってみよう!」(応用化学)、「セグウェイ型ロボの自動制御に挑戦してみよう!」(ロボット工学)、「蓄電デバイスを作って電気の仕組みについて学んでみよう!」(電気電子工学)の4つのプログラムを実施し、本学部の教職員や学生が体験プログラムのサポートを行いました。体験ブースでは、工学を楽しむ小・中学生、保護者の姿が多く見られ、笑顔と笑い声に包まれ、大盛況となりました。



体験教室終了後には、3Dプリンターの実演も行い、3Dプリンターで作製した郡山市のキャラクター「おんぷちゃん」のキーホルダーをプレゼントしました。さらに、液体窒素を使った体験も実施。空気でふくらませた風船を液体窒素に入れて取り出すと元の形に戻る実験や液体窒素に浸したマシュマロを配付し、外側はカチカチ、中はモチモチの不思議な食感も体感していただきました。

また、本学部オープンキャンパス実行委員会企画である「フードロス削減プロジェクト」による、賞味期限の近づいた防災備蓄品の無料配布(協力:日本非常食推進機構)も行われました。
ご来場いただきました皆様、ありがとうございました。本学部では、引き続き、研究・教育を通じて地域貢献を果たせるよう努めて参ります。