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古川池の持続可能な防災親水公園化プロジェクトの中間報告会を実施しました

ロハスの池プロジェクトの一員として学生たちが取り組む研究活動に住民の期待も高まる

 11月14日(火)、5412教室にて、『古川池の持続可能な防災親水公園化プロジェクト(ロハスの池プロジェクト)中間報告会』が行われました。ロハスの池プロジェクトでは、古川池に適した水環境の創出を目指して、地域住民(古川池愛護会等)、行政(郡山市)、企業の産学官民連携で活動を推進しています。本年度から日本大学東北高等学校理科部の生徒も参加。活動の輪が広がっています。現在、プロジェクトリーダーの手塚公裕准教授を中心に、土木工学科教員10名と古川池愛護会のメンバー3名、アドバイザーとして建設コンサルタント4名を含めたメンバーで構成され、水量・水質・底質・植生・親水性を評価する研究を行うほか、それそれの専門分野を活かして環境整備の検討を進めています。中間報告会には地域住民の方々にもご参加いただき、各研究室で行っている調査研究の状況やプロジェクトメンバーが各専門分野の研究について説明を行いました。

学生たちがロハスの池プロジェクトの研究成果を報告

 手塚准教授がプロジェクトの概要について説明した後、卒業研究生や大学院生が現在進めている研究の状況について報告しました。また、今年7月に行った古川池魚類調査の状況について、陸奥テックコンサルタント株式会社からご報告いただきました。

【徳定川における導水が水質に及ぼす影響に関する調査】
水環境システム研究室:石井佑汰さん

【古川池における導水が水質に及ぼす影響に関する調査】
水環境システム研究室:市村拓也さん、山口智也さん

【ロハスの浮島と池干しによる古川池の
水質浄化に関する検討】
水環境システム研究室:三谷歩さん、宮永達也さん

【浮島による空芯菜の栽培と収穫による
栄養塩除去量についての速報】
環境生態工学研究室:成田颯さん

【徳定川の水環境計測に関する研究】
環境水工学研究室:大河原裕貴さん、高木潤也さん

【令和元年東日本台風に際しての
古川池の治水的貢献について】
沿岸環境研究室:竹内元春さん、平河内祐成さん

【古川池に架ける橋に関する進捗状況】
橋梁工学研究室:大河内善利さん、佐藤耀さん

【古川池の魚類】
プロジェクトサポートメンバー:高橋和博氏
(陸奥テックコンサルタント)

様々な専門分野の研究者から古川池の環境整備について提案する

 次に、学内のプロジェクトメンバーによる報告を行いました。中野教授は植生浮島の維持管理について空芯菜を使った効果や今後の課題を報告、金山教授は治水の観点からみた古川池の活用方法の紹介、梅田教授は徳定川の水環境計測についての補足説明、前島専任講師は水を浄化できる舗装について紹介しました。



 学外メンバーからは、古川池愛護会・事務局長の畠良一氏が報告を受けての所感や行政とのやり取りについて説明、陸奥テックコンサルタント株式会社の橋本正志氏が30年前の魚類調査との比較した古川池の生態状況についての補足説明、東建土質測量設計株式会社の安藤和哉氏が他の川の生物状況と田んぼダムなどによる流域治水の手法について紹介し、研究課題として提案されました。



 さらに、手塚准教授が提示した課題について意見交換が行われました。その中で手塚准教授は、学生たちが土木を学びながら、自分が住む地域を守る活動に参加することの意義を示唆しました。
 最後に、古川池愛護会会長の髙橋晋也氏がまとめとして、古川池清掃活動から始まったプロジェクトへの思いや研究に対する期待について語るとともに、チームの一員である学生の活躍にも期待していると激励しました。



 学生たちも改めて、地域に根差した研究活動を通して社会に貢献できることへのやりがいを感じ、研究への意欲を高めていました。この場をお借りして、報告会にご参加いただきました皆様に感謝いたします。より一層、産官学民の連携を深め、ロハスの池プロジェクトを推進し、古川池の治水・利水・環境保全に努めて参ります。

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