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「家族大学」への入学おめでとう!令和6年度日本大学工学部開講式を開催しました

令和6年度開講式

 4月2日(火)工学部大講堂において、令和6年度日本大学工学部開講式が開催されました。開花を目前に控えた桜並木の下、まるでその蕾のように夢と希望に胸を膨らませた新入生たちが集い、工学部生としての第一日を迎えました。会場には多くの保護者の皆さまも参加いただき、共に門出を祝うことができました。緊張感が漂う中、いよいよ大学生活が始まります。

日本を担う技術者・研究者としての能力を身につけ、
自らの限りない可能性を切り拓いてください

 開式の言葉に続き、日本大学工学部長・大学院工学研究科長 根本修克教授が式辞を述べました。

「キャンパスの桜のつぼみが膨らむ中、令和6年度日本大学工学部並びに日本大学大学院工学研究科の新入生の皆さんを迎え、開講式を挙行できますことは、本学にとりましてこの上ない喜びでございます。ご入学、誠におめでとうございます」

 また、能登半島地震の被災者の皆様へ哀悼の意とお見舞いの言葉を述べ、東日本大震災、福島第一原発事故を経験した工学部として、被災地の一刻も早い復興を切に願いました。

 日本大学の教育理念は『自主創造』であり、知的好奇心を持って、自ら学ぶ、自ら考える、自ら道を切り拓くことを意味しています。根本学部長は、この理念のもとにロハス工学をキーワードにした教育研究活動に取り組んでいることを紹介し、「工学的観点から工学部において人と地球に優しいなどの問題意識を持ちながら専門的な技術や知識を学んでください。工学を修得するものには科学技術の利用が社会活動に及ぼす影響を見定める能力も求められます。専門分野の知識体得に努め、教養も含めた幅広い分野の知識の修得に注力し、豊かな知識や教養に基づく高い倫理観を身につけてください。その一方で様々な体験の中で多くのことを学び、人の輪を大切にしながら豊かな人間性を育み、コミュニケーション力、リーダーシップ力、協働力の修得に繋げてください」と激励の言葉を送りました。

 また、地球規模の温暖化によって頻発する大規模災害、ウクライナ侵攻による世界情勢の不安も収束しない中、そのような先行き不透明な時代だからこそ健康で持続可能な生活様式を工学的観点から支援しようとする学問であるロハス工学を身につけた人材は、将来必ずや大きな社会貢献を果たすであろうと確信していると力強く述べました。

 コロナ禍により不自由を強いられた分を取り返せるよう、工学部での学生生活を存分に楽しんでいただきたいと願うとともに、安全で安心な教育環境を構築しつつ、学生相互、あるいは学生と教員の積極的な人的交流の中で充実した大学生活を送れるように教職員一丸となって皆さんをサポートしていくことを固く約束しました。

 新入生の皆さんが新しいステージにおける学修や研究活動を通して、これからの日本を担う一流の技術者、研究者に必要な能力を身につけ、自分の限りない可能性を切り拓いていくことを切に願い開講式の式辞といたしました。

  続いて、工学部後援会長の橋本州榮様と工学部校友会長の城座隆夫様より祝辞を賜りました。この日、校友会より学生支援の一環として、新入生と保護者の皆さんに食券が配布されました。このように、生活や健康、就職まで、各方面から温かいご支援がいただけることは工学部の大きな強みであり、新入生の皆さんも安心して大学生活を送れることでしょう。

開講式動画はこちらから

ようこそ!日本大学工学部へ!!

 「やわらかな春風に背中を押され新生活へ踏み出す皆さんに、たくさんの良いことがありますように。大学生活は新しい自分自身と出会い世界を探究する素晴らしい旅のはじまりです。私たち仲間と共に、歴史と伝統、そして「家族大学」と呼ばれるほど親身なサポートがある、この日本大学工学部で、充実したキャンパスライフを送れることを心から願っています。」

歓迎の言葉動画はこちらから

 夢と希望にあふれる新生活が始まります。学修、課外活動に励み、大勢の仲間と共にたくさんの経験を積みながら、4年後、この桜のように満開の花を咲かせられることを楽しみにしています。