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日本大学東北高校にて工学部との連携による「ロハス探究プレゼンテーション大会」が開催されました

『ロハス探究活動』を通して未来を生き抜く力を養う
高校生たちの学びを工学部の教員、学生がサポート

2021年度より、日本大学東北高校と日本大学工学部との高大連携をさらに進め、工学部への進学も視野に入れた『ロハスクラス』がクラウド上に新設されました。昨年9月には、工学部と連携して『ロハス探究活動』がスタート。『ロハス探究』は、生徒たちが探究班を形成し、身近なところから課題を見つけ、主体的に議論を交わしながら、その課題を解決する目的で設置された授業です。工学部の各学科の教員がファシリテーターとして生徒たちをサポートするとともに、工学部の研究室で演習や実験なども行いました。生徒たちが自ら考えた課題解決策を発表する『ロハス探究プレゼンテーション大会』には39チームが参加。zoomによる審査の結果、各学科を代表する7チームが選ばれ、2月16日(水)の本選に出場しました。会場となった日本大学東北高校新校舎のSAKURAホールには、Iコース2年理系選択者約200名が集まり、1年生全員が各教室や個人のzoomでライブ参加しました。工学部からは根本修克工学部長と浦部智義学務担当が参加。緊張感が漂う中、発表者の熱のこもったプレゼンテーションに教員や生徒も真剣に耳を傾けていました。



生徒たちのプレゼンテーション後には、浦部学務担当によるミニ講演 『ロハス探究について』が行われました。工学部が推進するロハス工学について詳しく説明しながら、探究していくうえで大事なことは何かを分かりやく指導しました。
審査は、日本大学東北高校の佐々木稔学校長を含む審査員8名で行われ、各賞が決定しました。

学部長賞:情報工学科代表チーム『宇宙から地球を診る』

学校長賞およびオーディエンス賞:
電気電子工学科代表チーム
『脳の活用による学習力向上』

学年主任賞:生命応用化学科代表チーム『肌への影響』

優秀賞:土木工学科代表チーム
「阿武隈川の水上バス」

優秀賞:建築学科代表チーム「電車の待ち時間を有効に使い、安積永盛駅周辺の活性化をねらう!」

優秀賞:機械工学科代表チーム
「ロボットと過ごす」

優秀賞:総合代表チーム
「100年後の未来予想」

根本学部長は講評で、「課題に対してチームで考え立ち向かっている様子がうかがえ、いずれも甲乙つけがたい素晴らしい発表だった」と各チームの健闘を讃えました。特に、工学部長賞を受賞した情報工学科の代表チームは、パワーポイントの作り込みなどプレゼンテーション技術が秀逸で、「自信をもって命を守る大切さを提言し、GoogleEarthを活用した大学生もまねできない発表」という高い評価を得ていました。
オーディエンス賞は生徒全員の投票により、電気電子工学科の代表チームが受賞しました。発表した『脳の活用による学習力向上』は身近に感じる話題で、「生徒の困っていることを提案しており、引き込まれる発表」という評価でした。応援に駆けつけた情報メディア教育システム研究室の渡邊博之教授(大会時)と学生たちとともに、生徒たちは笑顔で喜びを分かち合っていました。
高校の『ロハス探究』は大学の『自主創造の基礎』に結びつくものであり、学んで課題を考え、道を拓いた労力は今後の進路に活かしてもらいたいと思います。高校生のみなさん、受賞おめでとうございました。