ソーシャルメディアガイドライン

目的

今までにない広範囲、即時性のある情報収集・発信の手段として急速に発展するソーシャルメディアは、グローバリゼーションに対応できる世界的視野で物事を捉え、それぞれが学ぶ領域や活動体験を生かして「自主創造」の気風に満ちた人材の育成を目指す工学部にとって、それを体現するための有効なツールと言えます。
ただ一方で、ソーシャルメディアに関する利用上のトラブルがクローズアップされています。
このガイドラインは、本学部に学ぶ皆さんに対して、ソーシャルメディアの特性や順守事項を改めて理解していただき、効果的かつ安全に利用してもらうことを目的としています。

ガイドラインの対象

本ガイドラインの対象は、工学部及び大学院工学研究科に学ぶ大学生、大学院生、研究生、科目等履修生、特別聴講生となります。

ソーシャルメディアの定義

ソーシャルメディアとは、インターネット上で、ユーザー同士が情報を交換することによりコミュニケーションを可能とするメディアを指します。

  • ソーシャル・ネットワーキング・サービス(SNS) 例) LINE,Twitter,Facebook
  • ブログ
  • ポッドキャスティング
  • 電子掲示板
  • 画像や動画の投稿・共有サイト 例) YouTube
  • 通信販売サイトの書き込み欄 など

ソーシャルメディアの特性

コミュニケーションツールであるソーシャルメディアは、リアルタイムな情報発信や情報の双方向性など優れた特性を有しています。しかし、情報ツールを積極的に活用するには、次の点に注意する必要があります。

情報が拡散しやすく・情報の完全削除が困難である。

リツイートやシェアなどの情報共有機能により、発信者の情報が意図しなかった第三者に広がる性質があり、かつ一度発信した情報を完全に削除することは困難である。

自分が意図したとおりに捉えてくれるとは、限らない。

日頃の身近な友人間の会話と同様に、気軽に情報を発信した内容が、それを閲覧した第三者に自分が意図しない捉え方をされて、結果として失言として取り扱われる場合がある。

情報が正しいとは言い切れない。

ソーシャルメディアに流れる情報は玉石混交で、正しい情報ばかりではなく、デマや不明確な情報が、あたかも正しい情報として掲載されている。また、情報発信者が冗談で虚偽の情報を発信した場合も、情報の受け手によっては、それを事実と受け取る可能性がある。

娯楽性が高いメディアが存在する。

ソーシャルメディアは、元々娯楽性を追求したメディアが存在しており、ゲーム自体が無償であっても、ゲームを進めるうちにアイテム購入等課金が発生する場合がある。

ソーシャルメディアへの依存が問題となっている。

睡眠障害や時間感覚の喪失などの症状が見られるSNS依存症やLINE疲れなどが社会問題となっている。

指針

特性を理解した上で、次のことを順守してソーシャルメディアを利用してください。

  1. 大学生としての自覚をもって、ソーシャルメディアを利用しましょう。
  2. 社会のルールを守って利用しましょう。また、他人の意見や権利を尊重しましょう。
  3. 自他のプライバシーや守秘義務・機密保持に係る情報の発信には十分注意しましょう。
  4. 自分の発信した情報には、責任を持ちましょう。
  5. 正しくソーシャルメディアを利用して、社会に還元をしましょう。

ソーシャルメディアのトラブル事例について

ソーシャルメディアのトラブル事例集を参照ください。
情報管理
公益通報

ソーシャルメディアに関する相談窓口

学生課窓口に相談してください。