機械工学専攻の概要

環境・エネルギー、バイオメディカルなど最新の研究に挑む

06日本は、自動車・電気機械・精密機械・工作機械・ロボット・情報機器・半導体並びにIT産業など、技術の改良と生産技術で、世界に対して優位に立っています。機械工学は、すべての産業の基盤を支える学問分野であって、機械技術の極限化、エレクトロニクス、更に医療機械などの異分野の科学・技術との融合は、21世紀社会の発展の鍵を握っています。
機械工学専攻では、以上のような技術発展のトレンドを踏まえ、新時代に対応できるエンジニアの養成に目標を置いて、カリキュラムを編成しています。すなわち、ニュー・テクノロジー出現のサイクルが早まるなかで、まず普遍性をもつ機械工学の基礎的な学問をしっかりと身につけます。次に、現在、各分野で問題となっている先端的な研究課題を教授の指導の下で、理論と実験及び討論を繰り返します。こうした研究の中で、大学院生は次第に機械工学の何たるかを悟り、創造的で活力に満ちた人材に育っていくのです。今も修了生は、産業界の中堅の指導者として胸を張って活躍しています。

 

専任教員の研究分野と研究内容

氏名 研究分野 研究内容
教授
片岡 則之
バイオメカニクス
細胞・組織工学
メカノバイオロジー
●血管新生制御のための3次元培養システムの開発
●骨組織再生における力学刺激の影響
●血管を介したがん転移観察モデルの構築
●生細胞内構造タンパクの実時間観察
教授
齋藤 明徳
加工計測
工作機械
●工作機械の性能評価方法
●切削加工における工作物の保持方法
●マイクロ工作機械における加工支援方法
教授
佐々木 直栄
熱工学 ●水冷媒の吸収および吸着促進に関する研究
●蓄熱促進に関する研究
●単相流の伝熱促進に関する研究
●各種冷媒の沸騰・蒸発および凝縮促進に関する研究
●電子機器の冷却促進に関する研究
教授
田村 賢一
生体材料学
ロハス工学
●新しいアパタイト製人工骨の開発
●X線CT検査用人工骨の開発
●光触媒による水浄化の研究
教授
長尾 光雄
計測・診断
環境システム
●柔軟物粘弾性計測法の開発
●予防医療支援計測法の開発
●機械システムの音環境改善のための開発
教授
西本 哲也
バイオメカニクス
衝撃生体力学
●人体の力学特性・衝撃耐性に関する研究
●傷害予測シミュレーション
●救命のための自動車システムの開発
教授
彭 國義
流体工学
流体機械
●高速ウォータージェット流れの解析
●キャビテーション気泡流の実用的数値解法の研究
●ウォータージェット加工の性能向上に関する研究
●マイクロ流体機械の研究開発
教授
武藤 伸洋
ロボットシステム
センシングシステム
システム制御
●様々なロボットとセンサを統合するプラットフォームに関する研究
●人間の動作を定量的に評価するためのセンシングシステムに関する研究
●ウェアラブル技術を活用した遠隔作業支援システムに関する研究
●人間と共存するロボットの運動センシングに関する研究
准教授
伊藤 耕祐
トライボロジー
ロハス工学
●振動条件下における摩擦の基礎と応用の研究
●潤滑下における摩擦・摩耗低減の研究
●浅部地中熱システムの研究
●ロハスの家の研究
准教授
岡部 宏
機械力学
福祉工学
●特定機能を持たせたホイール・チェアの開発
●簡易検出脳波による機械の制御
●脳波とバイタルサイン等による人間の疲労評価
准教授
下權谷 祐児
生体医工学
流体力学
●医療データを用いた循環器系の血液流れの研究
●脳血管病治療デバイスの評価システムに関する研究
●流体中を遊泳する微生物の基礎研究
●細菌と周囲環境の相互作用に関する流体力学的研究
准教授
杉浦 隆次
生体工学
材料力学
材料強度学
●生活支援型ロボットの安全設計を目指した人体傷害に関する研究
●労働災害を防止するための人体力学特性に関する研究
准教授
プラムディタ・ジョナス
生体力学
計算力学
人間工学
●橈骨遠位端骨折の再現解析手法の開発に関する研究
●生体に及ぼす整形外科インプラントの影響に関する研究
●握り心地の客観的評価手法の開発に関する研究