04

玉置 九十九さん(2023年度卒業)
福島県/郡山高等学校出身

就職先
東北電力株式会社

日本大学工学部 電気電子工学科を選んだ理由は?

東日本大震災などの災害を経験し、電気は人々の生活に絶対欠かせないものであることに気づきました。電気に興味を持つようになり、関係する職業に就きたいと考えました。 自宅から通学できる日本大学工学部電気電子工学科は、電気について詳しく学べる環境だと感じて入学を決意しました。

特に興味を持った授業や分野は?なぜ興味を持ったの?

エネルギー機器実験など実験科目の授業です。 高校時代は普通科だったので実験をする機会が少なく、いざ取り組んでみると難しい点がいくつもありました。しかし、実際に実験器具に触れ原理や特性を知っていくうちに、その他の実験にも興味をかき立てられていきました。また、実験は班の仲間と協力して取り組むため、コミュニケーション能力や協調性が必要になり、様々な能力を身につけられる授業だと感じました。

どんな研究に取り組みましたか?なぜその研究に興味を持ちましたか?

エレクトロニクスの分野で世界的にも定評のある有限要素解析ソフト「HFSS(ANSYS)」を用いて、その中で特定の周波数帯域で固有モードの解析が可能な固有値解析を行い、熱放射の材料、光源として期待されているSiC(シリコンの半分を炭素に置き換えた化合物=炭化ケイ素)の表面フォノン放射の分散特性の計算を目的とした研究を行いました。

ソフトを使うことによって実際目に見えない光を見ることができるなら、その特性を深く調べてみたい、と思ったからです。また、今後この研究は次世代の無線通信やバイオメディカルなどの分野で新しい応用展開が期待されているという点にも興味を持ちました。

これまでの学びや研究を通して、成長したと感じるのはどんなことですか?

分からないところをそのままにせず、追求するようになったことです。大学の学びや研究を通して、まず自分で調べる癖がつき、友人達や先生に積極的に聞きに行くようになったという点が成長を感じます。同時に、友人と課題解決に向けて取り組むことでコミュニケーション能力も成長したと思います。

将来の目標は何ですか。また、学んだことをどのように活かしていきたいですか?

電気電子工学科で学んだ専門的な知識、技術を活かして、自分が関わった仕事で地元である東北地方・新潟の暮らしの発展に貢献していきたいと考えています。就職先は地元との絆が強く、電気事業以外に東北の地域活性化に向けた地域活動へも尽力している点に惹かれて志望しました。今後はAIやIoTといったデジタル技術などがどんどん進んでいくので、周りの方々と協力してコミュニケーションを取り、新しい事にも積極的に挑戦しながら日々成長していきたいと考えています。

大学・学科の魅力やメリット、高校生に勧めたい点を教えてください。

電気電子工学科では、エネルギーや通信・情報と様々な分野を学ぶことができ、選択肢が多いところが特徴です。3年生になると「電気エネルギーコース」と「電子情報通信コース」から選択して自分の興味のある分野をより詳しく学べます。就職活動においても沢山の求人や学校推薦枠があり、有利に進めていけると思います。また、就職指導課の方や先生方の面接練習、エントリーシートの添削などのサポートが手厚いところも魅力の1つです。

玉置さんの
4年間の成長ストーリー

1年次
計画性が身につく

"余裕をもって課題提出”を心がけることで、計画性が身につきました、高校で学んだ物理や数学などの知識はさらに深まりました。

2年次
実験を通して様々な
スキルを養う

高校まで実験の授業が少なかったので基礎実験は苦労しましたが、機器の使い方、レポートの書き方などのスキルを養いました。

3年次
授業や就活も周りの
サポートがある

苦労した専門科目も、友人や先生に聞くことで、しっかりと知識を修得。就活は周りの方々のサポートもあり、円滑に進みました。

4年次
4年間の学びの集大成
卒業研究でさらに成長

卒業研究を通して、考える力、やり抜く力が身についたと思います。この経験を活かして、社会人としても成長していきたい!

Pick up Laboratory

光工学研究室

教授:四方 潤一

21世紀の情報通信では、光ファイバ通信のさらなる超高速・大容量化が求められています。さらに伝送情報も従来の文字・音声・画像の情報から新しい生命に関わる情報も含め、深化・多様化が期待されています。私たちは、このようなニーズから生み出された最先端の光ファイバを、半導体レーザ光や広帯域な光を用いて高精度・簡便に 計測・評価する新技術を研究しています。また、電波と光の中間の波長をもつテラヘルツ波は、人体に無害ながらX線のように物質を透過する性質をもつ新しい「光」であり、新応用が期待されています。私たちは、すでにレーザ光からテラヘルツ波を発生させることに成功しており、テラヘルツ波を光のように細く絞り、生体の組織や 細胞に照射して生命情報を読み出し、高精細に画像化する研究を進めています。

光工学研究室

04

青木 友香さん(2023年度卒業)
福島県/日本大学東北高等学校出身

就職先
白河オリンパス株式会社

日本大学工学部 電気電子工学科を選んだ理由は?

付属の高校に通っていたため、工学部は身近な存在でした。医療分野に興味があり、電気系の資格はもちろん医療系の臨床工学技士の資格に関する勉強もできるので工学部の電気電子工学科を選びました。将来の選択肢が広がると思ったからです。

※臨床工学技士課程は2022年(令和4年)4月入学者を最後に終了しました。

特に興味を持った授業や分野は?

実習の授業です。病院実習に行った際、電気メスや人工呼吸器など、患者さんの病気の診断や治療に使われている医療機器に触れることができたため、さらに深く興味を持って学ぶことができました。病院の仕事内容やどのような志を持って働いているのか、など現場の様子を知ることができ、将来医療機器メーカーに就職したいという気持ちにも繋がりました。

※臨床工学技士課程は2022年(令和4年)4月入学者を最後に終了しました。

どんな研究に取り組みましたか?
なぜその研究に興味を持ちましたか?

サイクルレコーダを使った、自転車の走行状態の推定について研究しました。自転車に複数のセンサを装備し、さまざまな場面での走行状態を把握、その測定値から事故の危険率を推測しています。自転車行動の予測をすることでより安全な道路交通の実現に役立つ研究です。もともと車の運転が好きだったので、歩行者や自転車との事故を減らしたいと考えて研究に取り組みました。

これまでの学びや研究を通して、成長したと感じるのはどんなことですか?

もともと何かを一人でやるのはとても苦手だったのですが、研究は一人で取り組まなくてはいけない所もたくさんありました。多くの先輩の手を借りながら、自分で考えをまとめ、一人でも目的に向かって行動することができるようになったと思います。

内定先を志望した理由をお聞かせください。

内定を頂いた数社の中で自分の学びが一番活かせると思ったからです。

将来の目標は何ですか。また、学んだことをどのように活かしていきたいですか?

電気電子工学の知識を活かして人の役に立ちたいと考えて、医療機器メーカーへの就職を目指しました。内視鏡医療技術で世界中に貢献するこの会社で、配属された先でいろいろなことを学び続け、その分野のスペシャリストになりたいです。

大学・学科の魅力やメリット、高校生に勧めたい点を教えてください。

様々な資格が取れる点が大きな魅力だと思っています。 教職課程を履修して教員の資格を取っている人もいますし、電気系の資格もたくさん取れるので、就活においてもとても役に立ちます!

青木さんの
4年間の成長ストーリー

1年次
授業の動画を見返して
基礎を身につける

オンライン授業が中心だった1年次は、動画を見返すことで、基礎を身につけられました。専門科目には少し苦労しました。

2年次
グループで行う実験で
専門知識を修得する

電気電子分野の勉強は難しく、特に実験は理解するのに苦戦しましたが、実験グループのメンバーと協力しながら、何とか克服できました。

3年次
医療機器メーカーへの
就職をめざす!

大学での学びやゼミを通じて医療機器の重要性を認識。電気電子工学の知識を活かして医療機器メーカーに就職したいと思いました。

4年次
自分で考え、やり遂げる
力が身につく

サイクルレコーダを使って自転車走行について研究しました。先生や仲間に支えられつつ自分で考え、やり遂げることができました。

Pick up Laboratory

計測制御システム研究室

教授:髙梨 宏之

自動車の運転支援システムが普及していますが、より一層の性能向上のためには、車両に搭載された計測装置の性能向上以外に、移動体である歩行者や自転車の行動を予測することが大切です。本研究では、歩行者や自転車が路肩の障害物を回避する場面に着目し、歩行者や自転車がどのような経路を移動するのかを予測するための、 行動モデルの構築を行います。特に、より自然な経路予測を行うために、確率的な考え方を取り入れたモデルの構築を行います。

研究室紹介HPはこちらから
計測制御システム研究室

ミライハナシ04

社会で活躍する先輩

三菱電機株式会社

岩瀬 詩帆海さん(2020年度修了)
宮城県/古川学園高等学校出身

先輩を知る
未来を創るロハスエンジニアに、キミも。
ロハスキャンパス ロハスキャンパス