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千葉 智夏さん(2023年度卒業)
福島県/尚志高等学校出身

就職先
鹿島建設株式会社

日本大学工学部、建築学科を選んだ理由は?

幼い頃からものづくりが好きだったことや東日大震災を経験したことから、建築学科のある大学のOCに参加し、志望の意志が強くなりました。 日本大学工学部を選んだのは、地元唯一の工学部だったから。また、OCでお話した女子学生がとても優しく、そのような先輩がいることに私や両親も安心感がありました。

特に興味を持った授業や分野は?なぜ興味を持ったの?

建築材料実験や構造力学、鋼構造など構造・材料系の授業です。決して得意科目というわけではありませんでしたが、建築=設計というイメージが強かった私にもう1つの面白さを教えてくれました。構造物に加わる力や必要なボルトの本数計算、コンクリートの供試体作成など、設計した建物が建つためには構造分野が必要不可欠だということを体感し、興味を持ちました。

どんな研究に取り組みましたか?

工学部70号館「教室棟」の振動モード、揺れ方の推定を行いました。コンピュータシュミレーションではなく、普段から私たちが使用している実際の建物を測定、解析を行うという点に面白さを感じました。今年度は卒業生が測定したデータを使用し、郡山駅を新幹線が通過した際に70号館がどのように揺れているのか、合計5種類に分け、振動モードを求め、建物の1次固有周期を明らかにしました。

これまでの学びや研究を通して、成長したと感じるのはどんなことですか?

積極性や自分の考えを持つという点において成長したと感じています。入学当時の私は、みんなと一緒でないとどこか不安を感じていましたが、大学での授業や友達、先生との関わりの中で、徐々になくなっていきました。特に大きく成長できたのは就活の時期だと思います。この時期にみんなと同じでいてはならないということを強く感じました。インターンシップでは社会に出て働く方々とお話したことで視野が広がり、面接に向けた準備(志望動機、自己分析)を通して、自分の考えや強みを明確にできたことが、自信をもつことに繋がりました。

内定先を志望した理由をお聞かせください。

インターンシップで体感した日々変化する現場の面白さと一体感に惹かれ、施工管理を目指しました。鹿島建設を志望した理由は、「人に温かい」という社風に魅力を感じたからです。実際に社員の方と関わり、現場での職人さんとのやり取りも見たことで、本当に温かいと実感することができ、私も一員になって働きたいと思いました。

将来の目標は何ですか。また、学んだことをどのように活かしていきたいですか?

施工管理者としてはどの立場の方からも「一緒に仕事ができて嬉しい」と言っていただけるような監督になることが目標です。現場では社員以外にも多くの会社の職人さんと関わり、1つの建物を造っていきます。人々が安全に笑顔で生活できる環境を提供するためにも、大学生活で学んだ積極性や人との関わり方などを活かし、現場で働く方々とよい関係を築き、品質の高い建物づくりに繋げていきたいと思います。

大学・学科の魅力やメリット、高校生に勧めたい点を教えてください。

私が日本大学に進学して最もよかったと思うことは、卒業生の多さです。実際、就活の際にOBの元でインターンシップを行っていただいたり、面接に向けたサポートをしていただいたりしました。

千葉さんの
4年間の成長ストーリー

1年次
製図の授業が楽しい!

高校は普通科だったため、製図の授業は不安でしたが、自分でプランを考えてテーマに沿った設計をすることが楽しかったです。

2年次
専門科目に苦労する

専門科目が増え、1年次よりも授業が難しくなりましたが、友達と一緒に課題に取り組み、助け合いながら解決することができました。

3年次
就活を通して成長

施工管理をめざして臨んだ就活。将来について考え悩み、改めて自分を見つめ直したことで、成長も実感することができました。

4年次
卒業研究で学ぶ
人との関わり

卒業研究では、グループワークの中で人との関わり方など、今後にも活かせる経験ができました。大学生活の中で最も濃い1年でした!

Pick up Laboratory

振動システム研究室

教授:千葉 正裕

当研究室では、測定のための設置が簡便な微動計12chと大規模構造物等の立体振動性状を把握するための微動計32chを所有しています。簡便な微動計では、主に2つのテーマについて研究を行っています。(1)木造住宅の揺れを測定し、地震時における振動性状や耐震性能について研究しています。(2)郡山市域の地表面の揺れを測定し、郡山市域全体の地盤特性を明らかにする研究を行っています。また、工学部構内に設置した地震動観測装置の記録から、郡山市域における実地震動の実情を明らかにする研究を行っています。その他には、建物の地震時シミュレーション解析を行うなど、建築振動学に関する幅広い研究を進めています。

研究室紹介HPはこちらから
振動システム研究室

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名古屋 雄介さん(2023年度卒業)
青森県/弘前工業高等学校出身

就職先
積水ハウス株式会社

日本大学工学部、建築学科を選んだ理由は?

全国各地で活躍しているOBの方々が多くネームバリューもあるため、大手企業への就職率が非常に高いからです。高校時代、OBである建築科主任からの勧めもあったので、本学の建築学科を選びました。

特に興味を持った授業や分野は?なぜ興味を持ったの?

小さい頃から細かい作業が得意で、一から何かを作ることが好きだったので設計演習の授業に興味を持ちました。自分の好きな間取りで設計し、模型や3Dパース等といったカタチになって現れた時は感動しました。

どんな研究に取り組みましたか?

福島県内の福祉避難所における運営計画に関する研究です。災害時に開設される福祉避難所について、令和3年に起きた福島県沖地震の事例を調べてみると、まだまだ多くの課題があることが明らかとなりました。人的な面、コストの面、場所の確保など、福祉避難所として推奨されるガイドラインを守れていなかった避難所も多く、課題解決に向けた運営計画の重要性を感じつつ研究に取り組みました。

これまでの学びや研究を通して、成長したと感じるのはどんなことですか?

長期にわたって行う製図等の授業を通して、早く、正確に図面に書き起こす能力が身につきました。同時に粘り強く課題に取り組む忍耐力も養われていったと思います。また、卒業研究の際には、複数の事例を比較して資料を作成し、データを分析する能力も身についたと感じています。

内定先を志望した理由をお聞かせください。

建築、不動産、リフォーム、国際事業など社会のニーズに合った幅広い事業に取り組んでおり、将来性と常にチャレンジし続ける精神に惹かれました。住宅の購入は人生で一番大きい買い物であり、家族の人生に深く携わる仕事です。また、創業以来累積建築戸数が250万戸を超え、世界No.1である点、HED-Netと呼ばれる急性疾患の発症者を自動で感知通報する住宅等の最先端プロジェクト等で他社を牽引している点にも非常に魅力を感じました。

将来の目標は何ですか。また、学んだことをどのように活かしていきたいですか?

一級建築士になりたいです。高校時代から今まで学んできた建築について更に理解を深め、資格を取得することで自信をつけたい、そして同時に社会の信用も得たいです。 学んだ医療福祉と建築デザインを生かし、個に寄り添った提案をすることで豊かで幸せな暮らしに貢献していきたいです。大学で高めたチームワーク力を仕事で発揮したいと考えています。

大学・学科の魅力やメリット、高校生に勧めたい点を教えてください。

郡山市の中心部から離れており、落ち着いた環境で集中して学修できます。実験設備も充実していて、製図や実験等の授業の際、教室を広々と使うことができる点も非常に良いです。二級建築士の対策講座等もあり、建築士を数多く輩出しているという点も勧めたいです。

名古屋さんの
4年間の成長ストーリー

1年次
専門科目も理解できた

工業高校の建築科だったので、専門科目は理解できました。オンラインと対面のハイブリッド型授業のため、友人作りに少し苦労。

2年次
CADの授業が楽しい!

1年次よりも課題が増え、提出期限のスケジュール管理には気をつけました。CADの授業は楽しくモチベーションにつながりました。

3年次
予習・復習を徹底!

難しい専門科目は、予習・復習を徹底。就活が始まり、自己分析を通して自分への理解が深まり、社会人を意識するようになりました。

4年次
建築の知識が深まる

一級建築士試験の勉強を始めて、建築の知識が深まりました。また、卒業研究では専門的な知識と客観的な考え方が養われました。

Pick up Laboratory

医療・福祉建築デザイン研究室

准教授:山田 義文

医療・福祉建築は、私たちの健康維持をサポートし、個性豊かな生活を継続するために、かけがえのない建築です。多様な人々が利用する際に不便さや困りごとが生じないデザインが求められます。当研究室では、医療施設のほか、高齢者や障がい者の住まいや施設などを訪れて、利用者や支援に携わる専門職の方々へのヒアリングや観察、アンケート、実測、図面による建築特性の分析などを通じて人と環境との間に潜在するバリアを客観的に分析します。北欧の医療・福祉建築など国内外の先進的なシステムの特徴にも着目し、国際比較も行います。こうした各プロセスを基盤として、これからのニーズに順応し、利用者にも支援者にもやさしい医療・福祉建築のデザインを建築学と社会福祉学の双方の知見から提案する研究を実践しています。

医療・福祉建築デザイン研究室

ミライハナシ02

社会で活躍する先輩

住友林業株式会社

高木 佑さん(2021年度卒業)
青森県/弘前工業高等学校出身

先輩を知る
未来を創るロハスエンジニアに、キミも。
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