模擬試験やガイダンスは
しっかり活用して。
研究と就活は計画的に!

小林健太郎さん

情報工学専攻修了
知能通信システム研究室

群馬県 前橋高等学校出身

トヨタ自動車東日本株式会社に就職
2024年4月入社

日本大学工学部の情報工学科を選んだ理由を教えてください。

元々プログラミング、PC、AIに関することに興味があり、情報工学系の大学を志望していました。そのうちの大学の一つでした。
大学院に進んだ理由は、自分の努力不足もあって学部の間だけではAIの深いところまで学ぶことが出来なかったからです。

工学部で学んだこと、身についたこと、また良かったと思うことは何ですか?

プログラミングやPCに関する知識だと思います。特に大学院に進学してからは、実際にPCを組み上げてみたり、AIを絡めたゲーム制作等を行ったりと、楽しく様々な経験をすることが出来たと思います。

就職活動のスタートから内定までのプロセスを教えてください。

大学院1年次

2月末 1社目を受ける
3月 1社目を不合格に。準備不足を実感する

大学院2年次

4月 2社目を受験も不合格。こちらも準備不足。ここから本格的に就活開始
5月 3社目を受験。事前に面接練習など色々やっていただいたがお祈り電話で不合格
6月 諸事情の為中々動けず、4社目を受けようとするも受験できず
7月 5社目受験、失敗。TMEJの再募集にギリギリ応募。徹底的に自己分析をやり直し、面接練習をしてから臨む。OB訪問(オンライン)も実施していただきました
8月 TMEJ内定

就活で役立ったアイテムや工学部の支援があれば教えてください。また、就活で感じた日本大学工学部の強みはありますか。

SPIやエントリー試験などの模擬試験はほとんどやっていません。就活ガイダンスも流し見していたような学生だったので何とも言えないです。
私の就活は主に研究室の教授とマンツーマンでやり取りしていました。ESの添削や話し方の注意点など、いろいろと矯正していただきました。また、最後の面接の前には就職指導課の面接練習も活用しました。そこでは教授からは指摘されなかった点や、もう少し詰めたほうがいい点など別の視点から見てくださり、参考になることが多かったです。

内定した企業を志望したのは、どのような理由からですか?

トヨタ自動車さんはグループとして、車単体でなく社会システムとしてのクルマに挑戦しているという印象を持っていました。コネクティッドカーやウーブンシティといった先進的な取り組みを行っており、関われたら面白いだろうなぁという漠然とした考えは元々ありました。 そんな中、TMEJを選んだ理由は、グループの中でも非常にこだわりぬいた設計、開発ができると感じたからです。車の骨格からデザインを作り直すことで操縦の安定性を徹底的に追及したり、災害時や車泊の際に嬉しい非常時給電システムを実装したりと、人に寄り添った車作りが出来ると考えたからです。

トヨタ自動車東日本株式会社:採用情報

就職活動の成功の決め手や企業が採用を決めた理由は何だと思いますか?

ジョブマッチング面談や最終面接で非常に感触が良かった印象があります。特に印象に残ったのは、自分が作ったものを通して人々が笑顔になっているところを見ることが好きだと伝えたときや、現状持てる限りの知識を使って、自分のアイデアが現実的に可能であろうといった内容を話していた時です。当時はつい熱が入ってしまい普段よりも熱く語ってしまったと思うのですが、とても興味深く話をきいていただけたような気がしました。こういった面が企業との相性がいいと判断されたのではないかなと感じています。
就活当時はかなり激務の中でしたが、反面かなり楽しく過ごしていました。その点もあっていい印象で本番に臨めたというのもあるかもしれません。

就職活動で失敗した経験があればお聞かせください。

模擬試験やガイダンスを適当に受けていたこと。ちゃんと活用できていれば、もう少し気楽に就活できていたかと思います。また、自己分析や試験対策は早めからやっておくべきだと思いました。非常に後悔しています。後手後手に回ってしまったせいで、研究を進めながら就活を進めなくてはならなくなってしまい非常に苦しい時期が長かったです。

入社後の目標や将来の夢は何ですか?

事故を起こさない車を作ってみたいです。現在搭載されている機材で収集できるデータの中にも、まだまだ活用できるものは含まれていると思います。そういった物から、新しい車内システムの開発に携われたら良いなと考えています。
また、コネクティッドカーということが前提になりますが、車車間通信によって連携を取り合うことで、ドライバーの死角となるような箇所の危険を察知するシステムを搭載した車の開発が出来たら面白いなとも考えています。

後輩にアドバイスをお願いします。

早めに動けば動くほど、幸せになれます。少なくとも自己分析は早い段階でキッチリ済ませることをオススメします。

最後に、工学部での一番の思い出をお聞かせください。

大学院に進学してから作った、人体骨格を読み取るAIを使ったゲームです。オープンキャンパスの研究室紹介用に作ったゲームなのですが、高校生よりも先輩や同級生たちに大好評でした。プログラムの穴を突いてバグを探そうとして、皆が楽しそうに協力しながら試行錯誤している様子を眺めていたことが一番の思い出です。作ってよかったと強く思いました。