日本大学工学部の生命応用化学科を選んだ理由を教えてください。
高校時代にホームページで分子遺伝学研究室を知りました。元々生物に興味があったので、優れた教授陣が最先端の実験から生命現象を解き明かしていることに興味を持ち、その後の説明会やオープンキャンパス等に参加。化学・物理・生物を広く学ぶことができる、教員らのサポートが手厚いことなどから生命応用化学科を選びました。学部での岸努教授の授業が非常に面白かったこと、研究で新しい生命現象を観測できたことでさらに専門的に学びたいと思い大学院に進学しました。
工学部で学んだこと、身についたこと、また良かったと思うことは何ですか?
大学院で身についたことは、論理的思考力と創造力です。生物学の研究は非常に時間と根気を要し、常に新たな視点から問題にアプローチする必要があります。そのため、日々、様々なデータを分析し、それらの結果から新たな考察や仮説を導き出しながら実験を行ってきました。また、日々研究室のメンバーや岸教授との議論を重ねる中で、様々な考え方や視点を学ぶことができ、論理的な考えとクリエイティブな発想が磨かれたと思います。
就職活動のスタートから内定までのプロセスを教えてください。
就活を意識し始めたのは、M1の夏頃です。夏頃から気になる企業のインターンシップに参加し、冬頃にかけて行きたい企業について絞りました。そこで、研究室の先生との間でTOPPAN株式会社に入りたいという意志を固め、学校推薦に応募しました。推薦確定後は、2、3月に面接、4月に最終面接と進み、内々定の連絡も1日後すぐにいただきました。
就活で役立ったアイテムや工学部の支援があれば教えてください。また、就活で感じた日本大学工学部の強みはありますか。
SPI対策や就職ガイダンスが非常に役に立ちました。
ほとんどの企業でSPIがあるのでテキストでの勉強をメインに進め、SPI試験後にフィードバックをいただくことで苦手を分析し、すぐに対策を練ることができました。
就職ガイダンスは、周りの就活状況やセオリーを知ることができ、就活の基礎が学べるので良い機会でした。
内定した企業を志望したのは、どのような理由からですか?
学部時代から気になっていた企業で、定期的にホームページや取り組みなどを調べていました。
その中で、挑戦に富んだ環境であること、様々な分野・視点を持った方々が協力しながらSDGsに根ざした技術や商品を生み出していること、また、人材育成に力を入れていて若い頃から最前線で活躍できることに魅力を感じ、志望しました。
TOPPAN株式会社:採用情報
就職活動の成功の決め手や企業が採用を決めた理由は何だと思いますか?
誰よりも自分の研究に自信を持ち、楽しんでいたことが伝わったのだと思います。毎日必ずデータについて議論・討論を行い、問題をみんなで解決しようとする姿勢と、それらを自発的に行える人物だと思っていただいたことだと思います。
就職活動で失敗した経験があればお聞かせください。
特徴的な長所に関してだけしか深掘りできていなかったことです。目立った長所、短所だけでなく、より詳細な能力を分析し深掘りできていたら、自分という人物の解像度を上げられたのかと思います。
入社後の目標や将来の夢は何ですか?
将来は、工学技術を用いて社会・ 環境問題を解決できるロハスエンジニアとして人々の生活基盤を支え、皆が豊かに暮らせるための様々な技術・製品を生み出していきたいです。
後輩にアドバイスをお願いします。
何事にも挑戦してほしいです。成功、失敗があると思いますが、全てが経験になり自信になります。何もしなければ何も得られないのです。常に挑戦することを忘れず、最後までやり遂げてほしいです。
最後に、工学部での一番の思い出をお聞かせください。
北桜祭とオープンキャンパス実行員会の幹部の皆さんとの日々です。彼らといろいろなことに挑戦し、切磋琢磨したことが一番記憶に残っています。