自分で調べて考えて。
将来のビジョンがあれば
就活の軸はぶれない

渡邉千愛さん

電気電子工学科卒業
光通信デバイス研究室

福島県 橘高等学校出身

ベックマン・コールター株式会社
2024年4月入社

日本大学工学部の電気電子工学科を選んだ理由を教えてください。

医療機器メーカーへの就職を希望していたため、電気電子工学に加えて臨床工学技士の課程を履修できることが魅力でした。

工学部で学んだこと、身についたこと、また良かったと思うことは何ですか?

電気電子工学はもちろん、研究室に配属されたことで光通信の分野(専門性の高い分野)の知識も得られたことです。臨床工学技士課程も履修したため、医療の知識も得られました。

就職活動のスタートから内定までのプロセスを教えてください。

学部3年次の冬(10月ごろ)から説明会等に参加し、12月ごろにはインターンシップに数社参加。
2社にエントリーし、どちらも早期選考で進みました。一方が外資系であり、2月中に最終面接に進むことになりましたが、病院実習期間と重なっていたため3月に予定を変更していただき、3月中に内々定。第一志望であった為、もう一方の企業は辞退しました。

就活で役立ったアイテムや工学部の支援があれば教えてください。また、就活で感じた日本大学工学部の強みはありますか。

工学部としての支援等は特に受けず、独自で企業研究を徹底しました。 一方、研究室の教授にはたいへんお世話になり、エントリーシートの添削や面接時の質問を想定していただきました。
日本大学としてのネームバリューは多少感じました。一番の強みは工学と医工学の両立だったと思います。

内定した企業を志望したのは、どのような理由からですか?

大学に入る前から医療機器メーカーへの就職を目指していました。病院実習を経て、元々目指していた外科的治療機器ではなく、血液分析機器や生化学検査機器といった、原因解明につながる機器の開発に携わりたいと思うようになりました。原因や状態が分からなければ、病名をつけることも、その後の治療自体も進めることが出来ないからです。 加えて、より多くの人に自分が開発に携わった機器や技術を届けたい、外資系企業に進むことによって世界に対して優位に情報やものを届けられるのではないかと考えたからです。

ベックマン・コールター株式会社:採用情報

就職活動の成功の決め手や企業が採用を決めた理由は何だと思いますか?

工学と医工学を備えていること(面接時に電気電子工学の問題を数問解かされた)、多少の英語力、やりたいことの軸がぶれていないこと、先のビジョンが思い描けているか(企業に就職後何をやりたいか)、だと思います。

就職活動で失敗した経験があればお聞かせください。

特にないのですが、挙げるとしたら面接時の口頭試問です。一般的にこのような経験は少ないと思いますが、専攻している分野における問題を5問、解答しました。紙やペンの使用は禁止。その場で計算したり考えたりなど、センスが問われるような問題であり、なぜそう答えたのか、という理由も述べなければなりませんでした。

入社後の目標や将来の夢は何ですか?

血液学検査機器や生化学検査機器の研究開発において新しい技術を生み出したいです。実際に現場で使用している人たちが使いやすい仕様を追究し、ニーズを汲み取った製品の開発に携わりたいと考えています。

後輩にアドバイスをお願いします。

自分で多くの情報に触れ、じっくり考えることが大切だと思います。 企業研究には特に力を入れ、その企業について知らないことがないほどの知識を習得すると、その企業がこれから何をしたいか、何に力を入れているか、どんな人物を求めているか等が分かります。
私は、説明会はもちろん、多くの企業について深く知ることで、先のビジョンを思い描くことができ、自分に合う企業が分かりました。調べ尽くすことで自然と発言に自信がつくし、余裕も生まれると思います。

最後に、工学部での一番の思い出をお聞かせください。

文化祭で踊ったこと、研究室のメンバーとビアガーデンで打ち上げしたことです笑