持続可能で災害に
強い福島県を作りたい、
その思いを体現していく

石井文雅さん

土木工学科卒業
構造・道路工学研究室

福島県 日本大学東北高等学校出身

福島県庁(土木 技術職)に就職
2024年4月入庁

日本大学工学部の土木工学科を選んだ理由を教えてください。

実家から進学したいと考えていたからです。また、高校時代から公務員になりたいと考えていました。理系を選択していたことや、土木業界が将来性のある業界であること、公務員試験に手厚いという理由から土木工学科を選択しました。

工学部で学んだこと、身についたこと、また良かったと思うことは何ですか?

入学前は女子が少ないことが不安でしたが、学ぶ上で性別の違いは関係無いと分かりました。また土木業界は女性が活躍できる場所であると身をもって知りました。建設業界の3K(きつい,汚い,危険)がありますが、土日は休工、DX化の促進など働きやすい職場づくりが進んでいることがわかりました。

就職活動のスタートから内定までのプロセスを教えてください。

企業説明会は工学部、研究室、マイナビ、リクナビ主催の合同説明会、民間企業の説明会等に参加しました。

学部3年次

7月 インターンシップ,説明会に参加
12月 志望先決定,提出資料作成,SPI対策

学部4年次

4月 一次試験
5月 二次試験
6月 合否通知

就活で役立ったアイテムや工学部の支援があれば教えてください。また、就活で感じた日本大学工学部の強みはありますか。

就職指導課はいつでも相談に行ける環境が整っていたので役立ちました。面接練習やエントリーシートなどの提出資料の添削をお願いしました。企業説明会やインターンシップで、地元企業から大手までどこに行っても工学部のOBOGに会えたので、質問しやすい環境だったことは強みだと思います。

内定した企業を志望したのは、どのような理由からですか?

特定の人だけでなく、すべての県民に役立つ仕事、ということに魅力を感じたからです。社会インフラの老朽化問題は福島県でも喫緊の課題であり、その維持管理に貢献できると思いました。 また、経験のない災害に多く見舞われた福島県のような場所は、日本の中でも珍しいのではないでしょうか。そのため福島県は大学で学んだ土木が絶対に必要とされる場所であり、やりがいを感じられるのではないかと思ったことも志望理由です。

福島県職員採用情報

就職活動の成功の決め手や企業が採用を決めた理由は何だと思いますか?

災害に強く持続可能な社会インフラが整備された福島県を作りたい、という思いが伝わったのではないかと思います。

就職活動で失敗した経験があればお聞かせください。

パンプスを履き慣れておらず靴ずれが酷かったことです。

入庁後の目標や将来の夢は何ですか?

私が働くことで、女性が活躍できる業界であるという事を体現していきたいです。

後輩にアドバイスをお願いします。

公務員試験はSPI試験のみで受験できる自治体が増えているなど、敷居が低くなっていますので選択肢の一つとしておすすめです。志望先の見極め方として、社員の年齢層や男女比率において、なぜある年齢層が少ないのか、なぜ男女比に差があるのかというのは重要な観点だと思います。

最後に、工学部での一番の思い出をお聞かせください。

先生や先輩、友人に恵まれたことです。研究者としてだけでなく教育者としても力を注がれている先生ばかりで、不自由なく4年間を過ごすことができました。その先生方の考えを受け継いでいる先輩方にも助けられ、切磋琢磨し合える友人たちにも出会えました。