日本大学工学部の建築学科を選んだ理由を教えてください。
環境に配慮した建築や地域と共生するデザインに興味があり、持続可能な社会の実現に貢献できる建築を学びたいと考えていました。大学選びを進める中で、日本大学工学部の「ロハス工学」という考え方に出会い、とても興味を持ちました。特に学科の枠を超えて協力し、持続可能な社会の実現に取り組んでいること、そしてその理念が実際にキャンパス内でも実践されている点に、他の大学では見られないような取り組みを感じ、感動しました。これらの理由から、私も日本大学工学部の一員として学びたいと思い、入学を決意しました。
工学部で学んで良かったこと、成長したこと、身についたことはありますか。
建築について幅広い知識を身につけることができて良かったです。1.2年生の時に建築史やデザイン、建築構造などの基礎科目を学ぶ中で、自分が将来どのようなことをより詳しく学びたいのか、どのような仕事に携わりたいのかが明確になりました。日本だからこそ学べたこと、文化を学びつつ、自分がどう生きていけるのかということが明確になったとも言えます。それは就職活動にも役立ちました。
就活で役立ったアイテムや工学部の支援があれば教えてください。また、就活で感じた日本大学工学部の強みはありますか。
同じ研究室の先輩や就職活動担当の先生からのサポートがとても心強かったです。また日本大学には多くの卒業生がいるため、OB・OGの方からインターンシップや選考のアドバイスをいただいたり、面接対策にも協力していただいたりしました。大変感謝しています。このような支援があったおかげで、就活を進める際に非常に助かりました。
内定した企業を志望したのは、どのような理由からですか?
日建設計を志望した理由は、自分のスキルを最大限に活かし、成長できる環境を求めているからです。ロシア語、英語、日本語を活かし、日本と海外を繋ぐ架け橋となる仕事をしたいと考えています。また、インテリアデザインにも強い関心があり、特に日建設計が手がけた東京會舘を訪れた際、西洋のデザインと日本の伝統美が調和した格式ある雰囲気がとても魅力的で、その空間に深い感銘を受けました。そういった日建設計のグローバルな視点と日本的な美意識に共感し、国籍や立場が異なる人に良い影響を与える空間づくりに貢献したいと思い、志望しました。
株式会社日建設計:採用情報
就職活動を振り返って、成功の決め手や企業が採用を決めた理由は何だと思いますか?
自分を見つめ直し、強みを理解できたおかげで、それが自信に繋がり、どのように企業に活かせるかを明確に伝えられたことだと思います。また、企業の理念に共感し、その方向性に一致する自分のビジョンを示したことが、採用に繋がったのだと思います。
就職活動で失敗した経験があればお聞かせください。
就職活動で失敗した体験は、焦ることでした。同期の中には既に内定をもらっている人が何人かいて、自分が出遅れているように感じてしまい、つい他人と比べました。本来であれば、他人と比べるのではなく、自分自身の行動を客観的に分析し、改善点を見つけることが大切だったと感じています。
入社後の目標や将来の夢は何ですか?
インテリアデザイナーとして一人前になることを目指したいです。様々なプロジェクトに積極的に参加して、デザインや建築に関する専門知識だけでなく、幅広い知識を身につけて、1級建築士の資格を目指したいです。
後輩にアドバイスをお願いします。
就職活動中に悩むことが多いと思いますが、どんなに大変でも大切なのは前向きな気持ちと自分に対する自信を持つことだと思います。そして、周りに応援してくれる人が必ずいます。これらを意識することで、きっと道は開けていくはず、自分がやりたいことにたどり着けるはずです。ぜひ頑張ってください!
日本大学工学部の魅力をあげるとしたら、何だと思いますか。逆に短所・デメリットに感じることはありますか。
日本大学工学部の魅力は人だと思います。たとえ卒業から10年、20年経っている人たちでも、同じ大学の出身だと分かると、とても親切に、まるで長い付き合いがあるかのように接してくれることが多いです。大学を卒業した後もこうした絆を大切にしているところが、工学部の最大の魅力だと思います。
悪いところは思いつかないのですが・・・女子学生向けの学食メニューがあると良かったなと思います。
最後に、工学部での一番の思い出をお聞かせください。
工学部での一番の思い出は、研究室で過ごした4年後期です。卒業設計を通して、同じメンバーと毎日顔を合わせ、共に同じ目標に向かって助け合う中で、研究室が本当に「家」のように感じられてきて、特別な絆が生まれました。それは、まさに私が入学してからずっと求めていたものであると実感しました。自分の学びが深まるとともに、仲間と共に成長していける環境にいることが、本当に幸せで貴重な経験だったと思います。