計測・診断システム研究室

機械工学科

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よりよい製品を産み出すために
工作機械の性能向上をめざす

齋藤 明徳 教授

マリンプロペラや自動車ボディの金型など複雑な形状の機械部品を効率よく高精度に加工する工作機械がマシニングセンタです。その性能を向上させるために、機械がもつ誤差の評価方法や付加価値を生む加工方法について研究し、「ものづくり」を根本から支える技術の確立をめざします。

学生インタビュー

写真

画像3 横田川 柊さん
静岡県 島田工業高等学校出身


生産技術への興味から研究に取り組んだのが、現在の製品製造工程では必須とされるCAMシステムです。従来の3軸のマシニングセンタよりも、直進3軸に旋回2軸を追加した5軸マシニングセンタは複雑部品の加工に適しています。その加工精度に大きく影響を及ぼすCAMシステムについて、さまざまな角度から研究しました。ここで得た貴重な知見を実社会でも活かしていきたいです。

就職先:スズキ株式会社

4年間学んだこと

1年次

高校が工業高校のため、数学や英語などの普通科目の授業に苦戦することが多かったです。入学当初のプレースメントテストでもよい成績が出ず、かなり不安でしたが、友人や先輩などに教えていただきながら2年次以降難しくなる専門科目に不可欠な基礎的学力を鍛えることができました。逆に、普通高校出身の友人には製図などの専門科目を教えることが多かったです。


2年次

1年次より専門的な授業が多くなりました。また、後期から教職課程を履修し始め、授業数が4年間で一番多かった時期だと思います。他の生徒より1,2時間帰宅することが遅くなったりすることもよくありました。専門科目も高校時代の内容より難しくなり、課題以外にも予習と復習を怠ることがないように意識していました。


3年次

コロナ禍で、リモート授業がメインになり、就職活動においてもリモート中心で先輩方から今まで聞いていた経験談とは異なる社会状況でした。後期からは対面授業は製図のみで、友人や先輩・後輩とのかかわりを持つことが難しい状況だったと思います。授業はほぼすべて専門科目になり、より高度な学びをすることができました。また、配属される研究室が決まったことでゼミナールも始まり、最終学年に向けてより専門性の高い学修ができました。


4年次

就職活動と研究室さらに教育実習と前期の前半はバタバタしてしまうことが多かったです。後半は大学生活の総まとめである卒業研究に力を入れることができました。コロナの蔓延が少し落ち着き、対面で後輩とコミュニケーションをとる機会もでき、就職活動や課題のことなどを教える立場になりました。

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