工学部で学んだものづくりに対する意識が
自分を向上させてくれた

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室野井 実紀さん

生命応用化学専攻修了/生体材料工学研究室
(福島県 安達高等学校出身)

AGCエレクトロニクス株式会社に就職
2022年4月入社

日本大学工学部の生命応用化学科を選んだ理由を教えてください。

以前から私はモノづくりに興味がありました。私たちの身の回りのあらゆるものの原点はすべて物質からできていることを知り、化学を学ぶことで幅広いフィールドで活躍できると感じて生命応用化学科を選びました。

工学部で学んだこと、身についたこと、また良かったと思うことは何ですか?

モノづくりにおける材料の側面から基礎的な知識や技術を学びました。また、研究室では高分子材料の研究開発を通して、ものづくりに対する「探求心」や「問題解決能力」、「プレゼンテーション能力」も学びました。さらに、限られた時間の中で、効率よく、計画的にレポートや実験を行うことも意識するようになりました。これらを学んだことで前より自分自身に自信を持てるようになりました。

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就職活動のスタートから内定までのプロセスを教えてください。

・インターンシップに参加(学部:3社、院:1社)

大学院1年次
1月~  会社説明会(20社)
     エントリー(12社)
     落ちた(5社)
大学院2年次
5月末  最終面接(2社)※最終面接予定が3社
6月以降 内定

就活で役立ったアイテムや工学部の支援があれば教えてください。また、就活で感じた日本大学工学部の強みはありますか。

SPI、自己分析テスト(R-CAP)、就職ガイダンス、エントリーシートの添削など手厚いサポートがあること。 日本大学工学部就職セミナーの開催。(リクルーターが工学部の卒業生だった) 多くの卒業生がいるため、会社説明会の際に気軽に話がききやすく、話がはずむこと。

内定した企業を志望したのは、どのような理由からですか?

電子機器の普及に伴い電子素材・部材の需要は高まっており、これまで学んできた知識を材料の面から生かすことができると考え志望しました。また、地元である福島から世界の人々の役に立ちたいとの思いも志望した理由の1つです。

AGCエレクトロニクス株式会社:新卒採用情報

就職活動の成功の決め手や企業が採用を決めた理由は何だと思いますか?

コミュニケーション能力だと思います。挨拶、笑顔、話の聞き方(相づちや目を見ること)などを常に意識していました。 私は会社説明会も最終面接も対面でしたので、印象も大切だと思いました。

就職活動で失敗した経験があればお聞かせください。

コロナ禍であったため、ほとんどの会社説明会や面接がリモートで行われていました。ですが、自分の受ける企業は対面で行う企業もあったため、リモート面接の企業を前日まで対面だと思っていたことです。また、面接の際に面接官に方にたくさん突っ込まれて、支離滅裂なことを言ってしまったこともありました。

入社後の目標や将来の夢は何ですか?

私の仕事に関する夢は、「ものづくり」を通じ、たくさんの人々の生活を豊かにすることです。「ものづくり」に対する向上心を生かして自己成長し、社会に貢献したいです。

後輩にアドバイスをお願いします。

面接において、コミュニケーション能力が重要であると思います。挨拶や質問に対して適切に答えること、話をきちんと聞くことが大切です。あたりまえだと思うかもしれないですが、一番大切な気がします。 また、お祈りメールが届くと、自分自身を全否定された気持ちになると思いますが、ネガティブには考えずに、自分には合わなかったのだとポジティブに考えて切り替えましょう。 私は技術者として採用して頂きました。研究開発職に就きたいのならば大学院への進学は重要です。研究してきた内容について、かなり深い質問がありました。

最後に、工学部での一番の思い出をお聞かせください。

研究室での実験生活が一番の思い出です。結果がでないことが多い研究ですが、良い結果がでたときはとてもうれしいです。 学部時代に、テスト前やレポートの提出など友達と一緒に徹夜で勉強したことも良い思い出です。

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