Mobility Lab

教授:杉浦 隆次

機械工学の視点から少子高齢化、
脱炭素社会の未来を見据えた街づくり

少子高齢化、脱炭素化が進むこれからの社会では、自動車のEV化をはじめとする多様な電動モビリティの活用は必須となり、電動モビリティが安全に運用できる街づくりを合わせて考えていくことが重要です。そこで、本研究室を中心として機械工学科、土木工学科、電気電子工学科、情報工学科がチームを組み、郡山市や企業と共同で「電動キックボード導入社会実験の共同研究」を実施しています。具体的には、機体の挙動やGPSによる移動データなどを多角的に解析することにより、電動モビリティが安全に使える街づくりの在り方を提案しています。さらに、持続可能な街の実現に向けて、本研究室は土木工学科の研究室や福島県内外の企業と竹筋コンクリート協議会なる団体を発足させ、産学官民一丸となって「竹筋コンクリート復活プロジェクト」を進めております。具体的な活動内容は、コンクリート構造物に使われる鉄筋に代えて竹(サステナブルマテリアル)を補強材として用いる竹筋コンクリートの実用化を目指し、数々の実証試験を繰り返し実施しています。最近では、南会津町の農業用水路を完成させるなど、社会実装に向けた取り組みも行っています。以上のように、本研究室では分野や学科や研究室を飛び越えた協働と地域フィールドワークを大切にしています。

研究テーマ
  • 電動キックボードの安全性に関する検証実験
  • 電動キックボードのシェアリングサービスに基づく利用状況分析
  • 竹筋コンクリートの竹製補強材の強度評価
  • 竹筋コンクリートの竹製補強材加工機の研究開発
  • ヒトと生活支援ロボットの接触安全性に関する研究

実験設備・装置

  • 1.郡山市と(株)BRJと「電動キックボードの社会実装実験に関する協定」を締結!

  • 2.工学部キャンパス内で電動キックボードのフィールドテストを実施!

  • 3.竹筋コンクリート補強材の加工機の完成!

  • 4.竹筋コンクリートの実装実験の様子!

  • 5.南会津町での産学官民共同プロジェクト!

  • 6.郡山市SDGSアワード受賞!

  1. 郡山市と(株)BRJと「電動キックボードの社会実装実験に関する協定」を締結!
  2. 工学部キャンパス内で電動キックボードのフィールドテストを実施!
  3. 竹筋コンクリート補強材の加工機(プロトタイプ)の完成!
  4. 竹筋コンクリートの実装実験(フィールドワーク)の様子!
  5. 南会津町での産学官民共同プロジェクト!(竹筋コンクリート復活プロジェクト)
  6. 郡山市SDGSアワード受賞!(竹筋コンクリート復活プロジェクト)

日本大学工学部がある福島県郡山キャンパスは東京ドーム8個分の広さがあり、例えばキャンパス内で電動モビリティのフィールドテストを実施できたりと、地の利を生かしたスケールの大きな研究実験にのびのびと取り組めます。また、スケールメリットだけはなく、学科や研究室の垣根を超えた連携がすぐに取れ、地域の人たちと協働することができる自由な雰囲気も本学工学部の大きな魅力です。高校生の皆さんへ、これからの長い人生において、たった4年間の大学生生活、我々とともに全力で何かをやり切ってみませんか!何か(目標)がわからないあなたこそ、本学工学部の自由な気質のなかで生涯大切にしたい何かを必ずや見つけることができるでしょう。

教授:杉浦 隆次