Mechanical Lab

准教授:岡部 宏

製品の付加価値を創出する
新しいモノづくりに取り組む!

モノづくりに大切な要件の一つに柔軟な発想が挙げられます。その発想を“カタチ“にするのが設計であり、その手法を学ぶのが設計研究室です。 私たちの研究室では、卒業研究に携わる学生は自ら考え自ら取り組む「自主創造」をモットーに、ロハスの思想を基盤とした学修プログラムを実践しています。 研究を進める中で遭遇する問題を、学生自身がトライ・アンド・エラーを繰り返すことにより、自身の個性を具現化する力をつちかいます。本研究室では、「これからのモノづくりは、よりパーソナルな視点で展開する必要がある」と考え、使う人の特徴や性格や好みを基盤とした設計手法を模索してきました。たとえば車いすの開発では、使用する人の障がいの部位や程度、目的そして求められる機能は個別事案です。それら特定機能に特化した付加価値を持ついろいろな車いすを試作してきました。また、世に出る製品においても、使い心地が良い、使ってみたいと思うデザインとは何かを解き明かすために、人が受ける五感の外部刺激と意識状態の変化を脳波解析による定量化を試み、人の意識や気持ちといった付加価値をモノづくりに役立てる研究に取り組んでいます。

研究テーマ
  • 人間の五感の変化と意識状態および作業効率の関係
  • 電動キックボードの運動特性と段差乗り越え機構の開発
  • 特定機能を持たせた車いすの開発
  • スパイラル・クローラーによる全方向型移動機構の開発
  • 活動量から見たなんば歩きのロハス的評価

実験設備・装置

  • 1.電動キックボードの走行特性の測定装置

  • 2.水陸両用全方位型駆動機構

  • 3.音楽鑑賞下のタイピング量と脳波の測定装置

  • 4.フットブレーキの反応速度と脳波の測定装置

  • 5.交感神経の測定による実窓景と映像モニタの比較

  • 6.自転車運転時の脚力と心拍数の測定装置

  • 7.腓腹部温度とかん流指標の測定装置

  • 8.磁気ダンパーの振動測定装置

  • 9.太陽熱測定装置

  1. 電動キックボードの走行特性の測定装置
  2. 水陸両用全方位型駆動機構
  3. 音楽鑑賞下のタイピング量と脳波の測定装置
  4. フットブレーキの反応速度と脳波の測定装置
  5. 交感神経の測定による実窓景と映像モニタの比較
  6. 自転車運転時の脚力と心拍数の測定装置
  7. 腓腹部温度とかん流指標の測定装置
  8. 磁気ダンパーの振動測定装置
  9. 太陽熱測定装置

モノづくりに興味のある諸君!”カタチ”ある”モノ”を創造する作業は、個性を具現化する手法の一つです。構想・設計・製作・組立・運転という一連の工程は楽しい作業であるとともに、とても広い知識が必要であることは分かると思います。一見大変そうに思えますが、常に疑問とつながりを意識して学ぶ姿勢があれば大丈夫です。この学校であなたの知識と発想力に磨きをかけてみませんか。そして自身の想いを”カタチ”にできることで、社会貢献できる技術者を目指しましょう。

准教授:岡部 宏