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【研究課題1】Active agingを支援する新しい予防医学システムの開発

NIRSなどの光学的技術とネットワークインフラを活用し、脳と心とからだの健康状態の維持・増進により、Active agingを支援し高齢者の疾病を予防し、コミュニティでの活動を支援するシステムを構築する。加えて、脳と心の健康障害(ストレス障害、認知症)に対する化粧セラピーなどの非薬物療法による予防・治療法を開発する。また、交通事故などよって生じる身体の傷害メカニズムを解明し、障害防止のための安全基準案を提案する。

(1)深層学習を用いた一般血液生化学検査データによるMCIリスク判定法の開発

研究者/酒谷 薫、大山 勝徳、胡 莉珍

研究詳細 】【 研究成果パネル

(2)災害に強い医療情報ネットワークのための通信システム

研究者/見越 大樹

研究詳細 】【 研究成果パネル

(3)高齢者による脳萎縮を再現した頭部モデルによる衝撃シミュレーションと血液凝固障害を誘発する頭部外傷動物実験モデルの開発

研究者/西本 哲也

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(4)映像活用型の情動誘導と没頭による脳血流のセルフコントロール方法

研究者/嶌田 聡、酒谷 薫

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(5)Deep Learning と時間分解近赤外スペクトロスコピーを用いた予防医学システムの開発

研究者/大山 勝徳、胡 莉珍、酒谷 薫

研究詳細 】【 研究成果パネル

研究成果

平成26年度

課題1では、ストレス・認知症診断システムの設計、健康管理データベース・健康情報ネットワークの設計、NIRS による非薬物療法の評価、外傷メカニズムのコンピューターシミュレーションを行う。

Mission1 平成26年度研究成果


平成27年度

課題1では、ストレス・認知症診断システムの製作・動作評価・モニター 実験、健康管理データベース・医療情報ネットワークの基礎実験、非薬物療法のNIRSによる評価に基づく改良、 外傷メカニズム解明のための動物実験を行う。

Mission1 平成27年度研究成果


平成28年度

課題1では、ストレス・認知症診断シ ステムのモニター実験と非薬物療法の評価への応用、健康管理データベース・医療情報ネットワークの構築、動 物実験の結果を加味した外傷メカニズムのコンピューターシミュレーションを行う。

Mission1 平成28年度研究成果


平成29年度

課題1では、ストレス・認知症診断システムの改良、健康管理データベース・医療情報ネットワークの実証実験、 外傷メカニズム解析に基づく安全基準の検討を行う。

Mission1 平成29年度研究成果


平成30年度

最終年度では、各々の研究課題の成果を事業化することを重要課題として、課題1、課題2、課題3におけるモ デル実験、動物実験による研究成果からそれぞれ開発される試作品「ストレス・認知症診断システム」「脳血栓治 療用多機能型カテーテル」「ニードル型超音波凝固切開装置」「術中腫瘍イメージング装置」「術中脳硬度モニタ リング装置」「空気噴流による組織硬軟計測装置」「膝OA早期診断支援装置」「尿失禁防止弁」「次世代遺伝子・ 疾患診断蛍光プローブ」「アルツハイマー診断装置」「生体脂質・アミノ酸計測装置」「脳腫瘍治療用薬剤送達ナ ノ粒子」などについて、臨床テストや医療機器会社との共同研究により要素技術を含め研究成果の商品化を進 める。以上のような研究課題から生まれる先端的な医療機器については、早期に事業化に展開しながら独創的 な医療機器として世界に向けて発信する。また、外傷メカニズム研究における生体組織の動的挙動の解析や Haptic技術による細胞の物理学的特性の計測は、工学技術の生体へ新しい応用としての可能性を秘めており、 現在注目されているiPS細胞による再生組織の定量的な評価にも十分貢献できると期待されるので、このような 応用も視野に入れ研究成果の達成を目指す。

Mission1 平成30年度研究成果