コミュニケーション能力と協調性が強み
即戦力の女性技術者を目指します

草野 楓さん
電気電子工学科卒業/薄膜機能材料研究室
(福島県 清陵情報高等学校出身)
株式会社ユアテックに就職
2022年4月入社
日本大学工学部の電気電子工学科を選んだ理由を教えてください。
東日本大震災を経験し、ライフラインを支える電気の大切さを感じたことから、将来は電気エネルギーに関わる仕事に就きたいと考えていました。高校では学べない電気の分野をより広く身につけたいと思ったためです。
工学部で学んだこと、身についたこと、また良かったと思うことは何ですか?
電気分野の知識はもちろんですが、特に身についたのはコミュニケーション能力と協調性ではないかと思います。

就職活動のスタートから内定までのプロセスを教えてください。
3年次
9月頃から
・自己分析
・就職ガイダンス参加
・プレエントリー
12月頃から
・企業説明(13社)資料を集め始めた
・エントリー(4社) ※技術職への推薦枠もあり
・書類選考
・面接(集団2回、オンライン1回)
就活で役立ったアイテムや工学部の支援があれば教えてください。また、就活で感じた日本大学工学部の強みはありますか。
工学部全体の支援として役立ったのは就職ガイダンスです。 個人的には就職指導委員の先生に大変お世話になりました。女性技術者として働くことに対する不安から今後の方針に悩んでいたのですが、先生に相談したことで道が拓けました。女性技術者を育てようとしている企業を紹介いただき、内定までたどり着くことができました。
内定した企業を志望したのは、どのような理由からですか?
第二種電気工事士など取得した資格を実際の業務で活かし、女性技術者として地域や社会に貢献したいという思いが強かったためです。
就職活動の成功の決め手や企業が採用を決めた理由は何だと思いますか?
コミュニケーション能力だと思います。 面接だけでコミュニケーション能力の有無を伝えることは難しいと思いますが、話し方や聞く態度だけでもコミュニケーションを取ろうとしている意思は伝わるので、話している時の視線や、声の大きさ、相手に伝わりやすい話し方や、リアクションはとても大切だと感じました。
就職活動で失敗した経験があればお聞かせください。
面接での失敗ですが、私は必要以上に緊張しすぎてしまうため、話したいことがうまく出てこなくなったり、説明が早口になってしまったということが何度かありました。 何度も面接の練習を行い、事前に緊張を抑えるようにするのが乗り越えるポイントだと思います。
入社後の目標や将来の夢は何ですか?
一日でも早く会社の即戦力になれればと思っています。
後輩にアドバイスをお願いします。
今後どうなりたいかを明確にすることが大切です。 私自身就職活動をする中で、本当に女性技術者として働いていけるのかという不安があり、技術職へ進むことを悩んだ時期もありましたが、自分が一番どうしたいのかをはっきりさせることが大切だと感じました。 就職ガイダンスや企業説明会に積極的に参加し、視野を広げて多くの情報を得ることで今後の目標が明確になると思うので、積極的に行動することが大切だと思います。
最後に、工学部での一番の思い出をお聞かせください。
工学部での一番の思い出は卒業研究です。興味のある分野を一年間掛けて取り組むことができたためです。 研究を始めた頃は、なにをすればいいのか、なにをしたいのかも分からない状況でしたが、教授や博士研究員の方のアドバイスやサポートがあり、多くの実験装置に触れられたことやメンバーの人と一年間卒業研究に取り組むことができたことは、大学生活の中でも貴重な体験です。
